激しく降っていた雨は止んだが、天気は回復せず寒い朝を迎えた。
水量が少なかった渓流は、雨水を集めて瀬音がけたたましい。
午後遅くになって青空が広がってきたが、北風が強くて朝より寒く感じた。
山の畑では、おばあさんが赤カブや白菜の収穫をしていた。
これから寒風に吹かれながら菜洗いをし、長い冬を越すための漬け込みが始まる。
先日の雪で高い位置にある峠は、ほとんど冬季閉鎖になった。
飛騨と信州を結ぶ安房峠は5月28日まで、野麦峠は4月23日まで閉鎖される。
天生峠(去年の写真)
白川郷へ行く天生峠は6月11日まで、乗鞍スカイラインの平湯峠は5月13日まで閉鎖さされる。
上高地も11月15日に閉山式が行われ、4月中旬まで通行止めになる。
今はトンネルや迂回路が整備されているので困ることはないが、昔の峠越えは命がけで幾多の悲劇が語られている。
峠や旧道の冬季閉鎖情報を聞くと、飛騨に冬が来たことを実感する。