
↑ 朝の東京(ホテルの窓から)
昨日からの風雨も、昼前には治った。

雨の降りしきる中、靖国神社に昇殿参拝し、
遊就館を見物した。
父は、250万柱の英霊とともに、ここに祀られているが、
参拝する度に色々な思いが頭をよぎる。
5人の兄弟が無事に育ち、夫婦とも
健在でいられる幸せと、身を捨てて平和の
礎を築いた英霊に感謝の念を捧げた。

↑ 遊就館ロビーの0戦
義兄の希望もあって、何十年ぶりかに、
境内にある遊就館を訪ねた。
以前行った時は、戦争賛歌にも思える、軍事博物館に
抵抗があり、二度と見たくないと思っていた。
義兄は海軍経理学校在学中に終戦を迎え、
九死に一生を得ているので、戦争に対する思いは違うようだ。

先輩の半分以上が戦死し、その遺品や
遺書を食い入るように見ていた。
悲惨な戦時体験が、88歳の今も医師として、
地域医療に尽くすバックボーンになっているようだ。

新幹線が運転再開するまで、丸の内界隈を歩いてきた。

台風一過のお堀端や、ビジネス街は
活気に溢れ、平和日本を象徴しているようだ。

台風の余波で、混雑した「のぞみ」から解放されて、
見上げた名古屋の空も、平穏そのものだった。
憲法第9条が、ノーベル平和賞候補になり、話題になっている。
紛争が絶えない世界にあって、平和主義を貫く
日本国憲法は、是が非でも守らなければとの、
思いを強くした上京でもあった。