爽やかな秋晴れに誘われて、猪高緑地を歩いてきた。
名古屋東部には緑が豊かな、牧野ケ池緑地や
東山の森、猪高緑地などがあり、交互に歩いている。
↑ 緑地の側まで住宅が迫っている
かつては、広大な里山が広がり、雑木林からは薪や
炭を得たり、溜池を作って畑や田を耕し、野菜や米を
収穫していたが、生活様式の変化や、住宅開発によって、
大半の雑木林や里山が、失われてしまった。
わずかに残った里山は、行政とボランティアの
手によって、保全活動が進められている。
↑ 塚の杁池
↑ 水の少ない井掘下池
今日は、塚の杁池から森に入り、
井掘の池などを経て、棚田へ向かった。
稲刈りが終わった棚田では、かかしが稲架掛けの稲を見守っている。
都会の中とは思えない懐かしい風景に、しばらく見とれていた。
↑ 高針御嶽山(親鸞山)山頂
棚田を後に、アップダウンを繰り返しながら、長久手越し、
天狗台、ロバの背山、高針御嶽山を経て、遊具広場まで下った。
↑ すり鉢池
遊歩道をたどり、名東スポーツセンターの裏手から、
すり鉢池を回ってスタート地点へ戻った。
猪高緑地を1時間強で一周したが、谷あいは深閑とし、
風の通り道の尾根は森がざわめき、深山にいるような気分に浸ることができた。