名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

空き家が増えている

2014年11月26日 | 暮らし


今日も朝から雨が降ったり止んだりで、
すっきりしない1日だった。

日本経済新聞の朝刊に、「空き家が増え続け820万戸に。
住宅総数に占める割合は13.5%と最多になり、シロアリの発生、
倒壊の懸念、不審者侵などなど、治安にも影を落としている。」と伝えていた。



わが家に隣接する、西と北側の3軒は、
いずれも空き家になっている。



一人暮らしの老人が住んでいたが、亡くなったり
施設に入ったりして、その後は空き家のまま放置されている。

行政は、倒壊の危険がある家屋を、代執行で強制撤去するとか、
住宅の建つ土地の税額を6分の一に優遇する措置を、危険な空き家と
判定した場合、それを外す制度導入などの、空き家対策を検討している。

日経の5面にも、人口や世帯数の減少に伴い、2023年の
空き家数は1.397万戸、住宅総数の21%まで高まると報じている。

空き家の発生は、人口減少以外に、住宅流通にも問題があるようだ。
住宅販売で、中古住宅の割合が、米国の9割や英国の8割に対し、
日本は1割強と、新築志向が極端に強い。

売り手も取引額が大きく、利幅の多い「新築志向」が強く、
買い手もそれに倣っている。

国は中古住宅の活用を促進し、空き家発生の抑制策に取り組み始めている。
これまで築25年程度で、価値をゼロとみなしていたが、
リフォームで価値が高まる評価基準に変え、住宅支援機構の
融資制度も、中古住宅の取得とリフォーム費用を一括して借りられるようにする。

こうした施策で、町の景観を損なうだけでなく、放火や
不法侵入などの問題が、解消されることを願いたい。

空き家は過疎の田舎の問題と思っていたが、
昨今は都心部でも深刻な問題になっている。

コメント (4)
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