kotoba日記                     小久保圭介

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図書館

2010年04月27日 | 生活
終日、雨。

夕方、図書館に行きました。
借りた本が、
今日返却だったのと、
予約してあった本が入ったから、
受け取りに行きました。
よせばいいのに、
また違うのも借りてきてしまう、、。

本が、ここにはあります。


現代詩文庫シリーズの古いものや、
車谷長吉、
写真もあるし、音楽家が書いた本もある。
エッセイだって文章読本だって、
ある。

外は雨、
静かな図書館、
僕はしゃがんで、
たとえば、折口信夫と書かれた、表紙の字だけ見ています。
言葉がこの建物には、
たくさんあって、
そのわずかしか、
読むことができないにしても、
小さい頃は、ここ北図書館、
大阪では、府立図書館、
東京では、江東区と杉並区の図書館、
再び名古屋では、鶴舞図書館や、県図書、
引っ越して、
西図書館や、川上未映子の新刊の在庫を確認し、
速攻で行った守山図書館、
数年前にできたばかりの西区の上の方の、山田図書館、
愛知件p文化センターの中で、
ケージや武満、オノヨーコや高橋悠治も借りられたし、
熊谷守一だってあった、
以前、検索のマシーンがなかった時、
あいうえお順で並んだ、
検索カードをパラパラとめくって、探した三島由紀夫論の数々、
その中に、当時テレビで生前の三島由紀夫の映像が流れた時、
三島のことを判りやすい言い方で話した小坂修平、
その著作「非在の海」という本の題名、
かっこいい題名で、
大阪府立図書館で、借りて、読んで、
良くて、買いました。

僕にとって図書館は、
何をしているときでも、
どこかに必ずあって、
そこに行って何かをしていました。
今、思い出せば、
ある時期から、
図書館が近くにある場所、
を選んで住みはじめました。
こうして書いてみて初めて、
図書館という建物が、
僕の生活に沿っているんだな、
と思います。
子供の時は、天体の図や動物図鑑を、
北図書館はその時、二階建てで、
階段をのぼって本を探しては、
遊んでいました。
昔から今でも変わらないのは、
本よりも、
図書館が好きだということ。
いつも長居してしまい、
ここにいる時間を読書にまわせば、と、
必ず思います。

阿部和重著「ピストルズ」を、
借りることができました。
しばらく無理だろうな、
と予約してから思っていたけれど、
もう、手に入っています。
分厚い小説です。
こういうことが、
僕の幸せです。