泣いていた
涙の湿気が
目のまわりに
確かにあった
眠りながら泣く
今朝の目覚め
わびしいやら
清々しいやら
nikki鳴る
胸で鳴る
「それでも笑顔がこぼれてる」「おろしたばかりのズックを履いて」
と
いとうたかおは言った
言霊となって
胸に降りる瞬間
蓄積された言葉たちは
時を外さず
海面に浮上する
誰もいなくなった
縁側に一礼し
お弁当を食べていた
陽は南西から射していた
泣いていた朝の目覚めから
やってきたものは
夕方のやさしい言葉たち
力を得るのを実感し
朝の涙は
喜びのため
力を頂く喜びのため
あたたかき
冬太陽
涙の湿気が
目のまわりに
確かにあった
眠りながら泣く
今朝の目覚め
わびしいやら
清々しいやら
nikki鳴る
胸で鳴る
「それでも笑顔がこぼれてる」「おろしたばかりのズックを履いて」
と
いとうたかおは言った
言霊となって
胸に降りる瞬間
蓄積された言葉たちは
時を外さず
海面に浮上する
誰もいなくなった
縁側に一礼し
お弁当を食べていた
陽は南西から射していた
泣いていた朝の目覚めから
やってきたものは
夕方のやさしい言葉たち
力を得るのを実感し
朝の涙は
喜びのため
力を頂く喜びのため
あたたかき
冬太陽