朝の9時半
歩道橋の下で
ばったりと友に会い
驚かす
悪ふざけをして
笑いあう
「びっくりしたよ」
「からまれたと思った」
友は古本市にゆくという
お昼前に戻ってきた
友のカバンの中身は
金子光晴やその類が
数冊入っていた
それから弁当は夜にまわして
昼食を共にした
彼はビールを飲み
僕は労働に戻った
偶然とはいえ
示し合わせたかのように
出会う人々
温かき
チュー君
夜には太巻き(間違えた)
を食べた
青い道を
知っているだろうか
僕は知っている
青い道は
南北に通り
東西に通り
途中でなくなる
空色の道
まさか
空へ続くなんて
誰がそんな言葉連鎖の
空想を
僕がする
歩道橋の下で
ばったりと友に会い
驚かす
悪ふざけをして
笑いあう
「びっくりしたよ」
「からまれたと思った」
友は古本市にゆくという
お昼前に戻ってきた
友のカバンの中身は
金子光晴やその類が
数冊入っていた
それから弁当は夜にまわして
昼食を共にした
彼はビールを飲み
僕は労働に戻った
偶然とはいえ
示し合わせたかのように
出会う人々
温かき
チュー君
夜には太巻き(間違えた)
を食べた
青い道を
知っているだろうか
僕は知っている
青い道は
南北に通り
東西に通り
途中でなくなる
空色の道
まさか
空へ続くなんて
誰がそんな言葉連鎖の
空想を
僕がする