マツモトキヨシで買った
一番安い湿布は
貼ったらかゆくて
すぐはがし
すぐはがし
を
二度やって
痛くもかゆくもないわけない
腰痛ワイワイ
道を南進し
海であろう
あの水の平面
窓から
見ていた
海や田や畑を
納屋の脇を
通り過ぎ
涙は藁に沁み込んで
笑でいたるところに
落書きし
森の中から
象が現れ
わたしを見る
その目
目は口ほどに物を言う
目は言う
目が言う
無言という
数多の思いを
目が言う
わたしはその目が発するものを
瞬時に理解した
森の中から
水辺へとやってきた
象は
わたしに言う
その目は
不動の悲しみで
あふれていた
こんな目は初めて見た
あとにもさきにも
二度とない
寂しいのではない
本物の暗闇から
見る
目
目の後ろには
漆黒の宇宙が控えている
宇宙の先に目があって
それがわたしを見ていた
象の姿を借りて
悲しみの象は
わたしに言う
無言で
数多を
目
それを
わたしの目が認めた
わたしには見えた
強い悲しみの泉から
ここまで水道(みずみち)を作る
その時の経過
時を超え
場所も越え
音も消し
ただそこにある目
悲しみが
こんなに
黒いとは
知らなかった
いつか
花
必ず
花
言葉はフィクション
目を見ればわかる
悲
大悲
大悲ならば
薪のように
よく燃える
その暖で
人々は
うれしがる
そのことを
わたしは知っている
一番安い湿布は
貼ったらかゆくて
すぐはがし
すぐはがし
を
二度やって
痛くもかゆくもないわけない
腰痛ワイワイ
道を南進し
海であろう
あの水の平面
窓から
見ていた
海や田や畑を
納屋の脇を
通り過ぎ
涙は藁に沁み込んで
笑でいたるところに
落書きし
森の中から
象が現れ
わたしを見る
その目
目は口ほどに物を言う
目は言う
目が言う
無言という
数多の思いを
目が言う
わたしはその目が発するものを
瞬時に理解した
森の中から
水辺へとやってきた
象は
わたしに言う
その目は
不動の悲しみで
あふれていた
こんな目は初めて見た
あとにもさきにも
二度とない
寂しいのではない
本物の暗闇から
見る
目
目の後ろには
漆黒の宇宙が控えている
宇宙の先に目があって
それがわたしを見ていた
象の姿を借りて
悲しみの象は
わたしに言う
無言で
数多を
目
それを
わたしの目が認めた
わたしには見えた
強い悲しみの泉から
ここまで水道(みずみち)を作る
その時の経過
時を超え
場所も越え
音も消し
ただそこにある目
悲しみが
こんなに
黒いとは
知らなかった
いつか
花
必ず
花
言葉はフィクション
目を見ればわかる
悲
大悲
大悲ならば
薪のように
よく燃える
その暖で
人々は
うれしがる
そのことを
わたしは知っている