4時半にめざましをセットしたので
4時半に起きた
お弁当を作って
赤いカッパを着て
自転車でゆく
柵の内側に自転車を停め
電車に乗る
雨
濡れたズボン
ほどなく渇くだろう
と雨をしのげる
車内でコーヒーを飲む
兆し
希望の歌
聞こえ
バスに乗り
山を抜けてゆく
突然
稲穂の緑が出現
その鮮やかな緑の平に
驚いて
見
川をいくつも渡る
川に点在する白
それはシラサギ
ゴイサギもいる
緑緑緑
の中に
ひっそり
流れる
川
灌木は水面まで垂れ
雨
陽
山を吸う
マンボウ
海
見え
山の杉が菩薩に見える
そう思うと
もっと菩薩に見える
数々の緑の菩薩
不思議だったのは
緑のことだ
山の木
田の稲
道端の草
生い茂る草むら
街路樹に
庭の木々
側溝と道路の隙間から
上へ伸びるわずかな草の芽
廃墟のぐるりの蔓
植木鉢の緑
そんな緑のすべて全員が
雨と光を栄養としていること
もちろん土はある
それにしても
雨がたくさん降る場所は
緑 繁殖する
光が加わり
彼ら
旺盛になる
当たり前のことは
当たり前じゃない
彼らは
いつ降るかも判らぬ雨を
全身で受け
根元に貯水する技術も持っている
葉はフラクタルに全方向に向かって
どこからの光も
採光する仕組みを持っている
生きるため
雨はざああ
っと降る
すべての平地に降る
移動する雲
その下に
雨が降る
緑が待ち構え
水を飲む
蓄える
緑のすごさ
自然の精巧な仕組み
生命の営み
水と光で
彼らは生きているのだ
本当だ
4時半に起きた
お弁当を作って
赤いカッパを着て
自転車でゆく
柵の内側に自転車を停め
電車に乗る
雨
濡れたズボン
ほどなく渇くだろう
と雨をしのげる
車内でコーヒーを飲む
兆し
希望の歌
聞こえ
バスに乗り
山を抜けてゆく
突然
稲穂の緑が出現
その鮮やかな緑の平に
驚いて
見
川をいくつも渡る
川に点在する白
それはシラサギ
ゴイサギもいる
緑緑緑
の中に
ひっそり
流れる
川
灌木は水面まで垂れ
雨
陽
山を吸う
マンボウ
海
見え
山の杉が菩薩に見える
そう思うと
もっと菩薩に見える
数々の緑の菩薩
不思議だったのは
緑のことだ
山の木
田の稲
道端の草
生い茂る草むら
街路樹に
庭の木々
側溝と道路の隙間から
上へ伸びるわずかな草の芽
廃墟のぐるりの蔓
植木鉢の緑
そんな緑のすべて全員が
雨と光を栄養としていること
もちろん土はある
それにしても
雨がたくさん降る場所は
緑 繁殖する
光が加わり
彼ら
旺盛になる
当たり前のことは
当たり前じゃない
彼らは
いつ降るかも判らぬ雨を
全身で受け
根元に貯水する技術も持っている
葉はフラクタルに全方向に向かって
どこからの光も
採光する仕組みを持っている
生きるため
雨はざああ
っと降る
すべての平地に降る
移動する雲
その下に
雨が降る
緑が待ち構え
水を飲む
蓄える
緑のすごさ
自然の精巧な仕組み
生命の営み
水と光で
彼らは生きているのだ
本当だ