kotoba日記                     小久保圭介

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三つの楽器

2015年09月16日 | 生活
あれとあれとあれのことを
思う
三つの楽器が
同時に鳴って
共鳴することなく
大きい音の楽器が
耳の中に入ってくる

二つの音楽は憂いに満ち
一つの音楽だけが光っている
いずれその音楽も終わるだろう

新しい音楽がどこかから聞こえ
そちらに向くと
知らない楽器を演奏する人たちがいる

知の竪琴は
場合によっては美しく
やはり演奏者に依るところが大きい

花が咲く
彼岸花の赤
彼岸花の白
秋が来た
小さい秋を見つける
という童謡の歌詞があり
それに習って
小さい秋を見つけようと
心に決めるけれど
すぐに忘れ
暮らしの煩悶に
秋を忘れ
思い出したように
空を見ては
うろこ雲で
ああ
秋が来た
と思って
小雨が降りだした街を
歩いてみる
懐かしい友は
変わらず
互いに何を気遣うわけでもなく
時はゆっくりと過ぎてゆく

あれから何年経ったのだろう
そんな感慨に捉われることは
数十秒は続かず

目前にある
問題を
一つずつ
解決してゆくしかない人生

楽しい歌を私が歌う
楽器をかき鳴らして
それを友はうれしがってくれる
楽しい歌に喝采があれば
さらにまた歌う
喜びと感動に満ちた
歌を
わたし
涙したことを
打ち明ける
感動の涙を流したい
と友は希求する

泣く
笑う
最高