kotoba日記                     小久保圭介

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肉どんぶり

2017年11月19日 | 生活
肉どんぶりを
食べている

庶民の慣れ親しんだ
牛丼とはちがう
肉どんぶり
おいしい
と言う

長い年月
肉どんぶりは
その人の手によって
作られてきたはずだった
けれど
何故

わたしが
その手でつくられた
肉どんぶりを食べているのだろう
そんなことは一切思ってはいない

さあどうぞ

出されたものを
食べるだけだ

食べて寝る
それが基本
と言われたのは
もう何十年も前だった

わたしは
肉どんぶりを
食べている
窓の外は寒いだろうに
わたしの体は
肉どんぶりで
温かくなっている

食べるものがなく
8億500万人
9人に1人が餓えている
この星の上で
わたしは
9人の中の8人の代表として
当然のようなツラをして
肉どんぶりを
食べている



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