kotoba日記                     小久保圭介

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太陽の人登場

2019年03月18日 | 生活
朝寒し

坂道ですれ違う
という
こと
挨拶をする
という
こと

ドナルトさんは
まだ運転が上手じゃなくて
ギアーがなかなか入らず
なんだか
楽しい

太陽の人に
会う
明るくて照らす
すべて
月の人でもあり
やさしく照らす
すべて

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韻を踏む

ナオユキさんの
漫談を聞く
どれだけ面白いのだろう
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海に立つ

2019年03月18日 | 生活詩
    


今日はずっと海を眺めていました
『わたしのようなヤツは
どうにかなってしまえばいいのだ』
そう胸の中の看板に書いて
海に向かっていると
あれ
と思う
何だろう
と思い

広くて青い
深くて大きい

その波の動き

青い空

風が吹いて

これは何だろう
胸の中の看板の文字が
輪郭を失い
しまいには
ぼやけて
何を書いていたのかが
わからなくなる


黒潮が蛇行して
鰹が群をなして
きらりと太陽の光を反射させて

海を眺めているのに
海の中にとけてゆく
わたしも
わたしの書いた文字も思いも全部
海の一部になって
『わたしのようなヤツは
どうにかなってしまえばいいのだ』

魚の餌になり
微生物の餌になり
消えてゆく
海の作用

新たな気持ちが
あの雲から降りてきて
わたしの背筋を伸ばさせた


その匂いの中で
わたしはひとり立ってはいるけれど
実はひとりではなく
たくさんのひとたちと共に立っていた


百年経っても
わたしの思いは
消えていない
記憶のページをめくっては
愛のことを思っている

風よ
歌よ
音楽よ
わたしの愛を助けてください

空が穏やか笑うのがわかった
海が大きく動くのがわかった
水平線はまっすぐではないことがわかった

今日はずっと海を眺めていました
誰かのために
何かのために
わたしができる
限りの事柄
百年経っても
思いは消えず

わたしは新しい海と
新しいわたしを見ている

胸の中の看板に
新しい文字を書きこんだ
そして海に見せた
海は動いた
空は微笑んだ

海に一礼したあと
わたしは海から遠ざかり
街を歩いてゆく

あっ
みたらし団子だ
食べたい
食べよう



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