亡くなった小澤征爾へ寄稿したものを 珍しく 村上春樹が長く書いていました 朝日新聞で
村上春樹の 文章 というのをもう何年もちゃんと読んでなかったので久しぶりでした
村上春樹の文章は何を書いても同じなんだなって思って これは一つの文体を作った作家としては大事な村上春樹 だと思いました文体が全然飽きることはない薄味で
歯ごたえも美味しく食べちゃうポテトチップの感じです
そんなものを作った料理人は 村上春樹堂というのは大したもんだと思います よく「音楽」ってことを言うけれど 音楽 という感じでもなかった 何だろう 村上春樹が作った文体というのは理性的に簡素で技術をよく作ったもんだって思いました 同じようなことを小澤征爾の音楽に美術であるということを技術である と書いていました それは 村上春樹 自身も同じことだと思いました
それぐらいに同じような意識があったから 寄稿をしたんでしょうね
ドライバーとモンキーを使って機械を使ってるような感じは2人とも同じかもしれないなって久しぶりの文章を読んで思いました
宮島みえちゃんがメールで 以前書いていたんですけど
「アートっていうのは芸術っていう風に言われているんだけど 技術っていう意味なんだよ」
僕の30代からの道先を教えてくれたのはみえちゃんの言葉でした
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