kotoba日記                     小久保圭介

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南西三つ揃え故、ああ熊野

2020年12月17日 | 生活
  


朝からおなかこわす
昨夜もらった
鍋の中の鱈か
それとも
妙なおにぎりが
すでにアウトだったのかも

お昼には戻る
久しぶりに
食べ物であたった
ありゃりゃ

三拍子のメロディが降ってきて
脳内で鳴るので
すぐにハミングで
スマホで録音
メロディが降ってくるなんて
一年に一回か二回なので
貴重
何でわたしに降って来たんだろう
まあいいや
いつか歌にできるといいな

方角
今日は南西が日月年と三つ揃いのあんこ
家から労働場は南西だから
ラッキーです
ああ
熊野とか
こんな日に
行けたらなあ
今年はコロナ渦で
旅行というものを
一切していない
大阪も中止になったし
こんな日に南西である熊野に行ってだね
天然温泉なんぞに浸かってだね
ああきもつええ
ってやったらねえ
最高なんじゃけんど
労働場で我慢する
まあ南西は南西なのでオーケー







アウンさん

2020年12月16日 | 生活
  


小雪


積もらなくて良かった

土が来た

ミャンマーから来たアウンさん
日本に来て
今 三年目
あと二年で帰る

「日本は寒いでしょ?」
聞くと
「日本寒いです!」
と笑った
いい笑顔だ

三十三歳
結婚していて
奥さんの写真や
結婚式の写真を見せてもらった
ミャンマーに奥さんを残して
出稼ぎ

飛行機が飛べば
少しでも帰ることができるという
スマホ動画で毎日
話しているという

あと二年したら帰って
また日本に来るのだという
一緒にずっと過ごす時は
いつ来るのだろうか
それは聞かなかった

「頑張って!」
「はい、頑張ります!」

きれいな人に出会うと
こっちもきれいになる

---


いただく



パンチさんの寂しさ

2020年12月15日 | 生活
  


くもり
寒し

パンチさんの寂しさ

昨日
おじいさんが
おばあさんに
マスクをかけてあげていた

青い服の人は
空のようにきれいに笑った

今日は
車椅子の人を押した
何事か
くだらないことを話し
天気だとか
どうでもいいこと
けれど
どうでもいいことが
大事だと知っている
ありがとうございます
と言われた
いえいえこちらこそ
と答えた
みぞれ
来る

うどん屋に
昼食は駆け込む
いつも
昼食時間は遅いので
お客さんが満員ということはなく
逆に助かる

たくさん食べて
体をあたためて
いつも100パーセント
食後
椅子に座ったまま
眠る
いびきをかいているかもしれない
それを誰かが聞いているのかもしれない
恥ずかしいのかもしれない
スマホのタイマーで
目が覚める
あかぎれで痛い足で
ゆっくり立ち
「ありがとうございました」
とすでに
「いつも寝てる人」というなじみになっているのだろう

外はみぞれ
自転車で
労働場まで戻る

---

目を開けているのか
いないのか
その人は
横になっていた

三十年の月日が経って
横になっていた

茶の色は
今や
誰もがしていて
時はいろんな物や価値を
変えてゆく
何も言わず
変えてゆく

空に向かって
号砲が鳴り
わたしは
その響きと
余韻を楽しんで
眠り入る

号砲は
始まり
号砲は
終わり
の合図

すべて
始まり
終わり
また始まり
終わりの
繰り返し

トマトを食べる





梅干しの効用

2020年12月14日 | 健康
  


ブログの記事が
一カ月も遅れている
後出しじゃんけんみたい

寒し
南高梅をいただき
食べてみると
美味この上なし
大きいし
やわらかい

『梅はその日の難逃れ』

そんな言葉を
映画で知って
あれから
毎朝食べる習慣ができた
生活は少しのきっかけで
変わる

難逃れというは
つまり
口内と胃内と腸内が
梅干しのアルカリ性で
酸性が中和され
良い状態になるためかと思う
発酵食品でもある
ただし
塩分があるので
食べ過ぎはダメ

殺菌作用が強く
おにぎりに梅
お弁当にも梅をしのばせておくと
腐敗菌が増えにくい

口を入り口として
肛門を出口と考える
人間が外部から入れるものは
胃腸で凄くチェックされ
悪いものは排出される

人体の中を一本の管が通っていると考える
これはどこかの医師が言っていたこと
なるほど
そうだよな
と考

ならば何を食べ何を飲むかは
大事ですね





壁とおでん

2020年12月13日 | 生活
  


「ツーリングはきれいな方が良いよね?」
「そうだね」
男たちは
言って
北へ向かった

赤い手袋
世界の壁の一つを
壊しはじめた

黒いマントを羽織った男
南へ帰っていった

今日は日曜日
五度寝
夜9時からいろいろ
寒し
おでんをいただく
ありがとうございます



レジ袋革命

2020年12月12日 | 生活
  


大根とみかんをいただく
みかんは
ナマステ先生からも
ビタミンたっぷり

二、三日前から気づいていた
白鷺が川岸にいることを
それを見ていたことを

水鳥たちは冷たい水を動く
水面上は優雅に
水面下は激しく

レジ袋革命
こんなに成功した革命は
見事だ
有料化が進んで
誰もレジ袋をもらわなくなった
これで
海の魚たちの体から
詰まったプラスティックの写真は
少なくなるだろう
きっと長い年月をかけて
人間のすることから
魚も鳥も
無傷でいられるだろう

レジ袋袋
捨てる
風に飛ばされる
鳥がくわえる
川に捨てる
海に流れる
海の魚が
小さくなったビニールを
餌だと思って食べる
体内で蓄積される
貝も食べる
餌だと思って
蓄積される

レジ袋袋ができる前
みんな買い物かごだった
今はエコバッグ

時代は変わる
どんどん変わる

昨今
成功した
レジ袋削減政策

結局
想像力より
金なのか

人間どもめ









鳥の記憶

2020年12月11日 | 生活
  
  


まっすぐ南へ歩いて行った
信号があった
渡った
ドアを開けた
サンドウィッチと
おにぎりを買った

わたしは来た道を
戻っていった

造園会社の駐車場のぐるりには
立派な木があったはず
わたしの目は
違うところを見ていた

座敷箒を持って
家に帰ってゆく

風は吹いていたのだろうか
星は
言葉は

胸の傷は
痛みは
奥底で
ずっと
ずっと
息づくことを思うと
やるせない

空の下
口から発射された
閃光の弾
着弾し続け
ずっと閃光は飛びまくり
着弾し続け
土はえぐられ
建物も壊れた
草も木も花も
煙と炎の中

地中にいた虫もえぐられ
鳥だけが
素早く逃げた

鳥は知っている
すべてを

まっすぐ南に歩いていった
木は
草は
水は
この目は
見ていたか
本当に
見ていたか





破裂音について知る

2020年12月10日 | 生活
  



問題なし

ウエハースの歌
チーズクリームパンの歌

破裂音について知る

太鼓 ドンドン
手拍子 パチパチ
柏手  パンパン
鈴   チリンチリン
銅鑼  ドワーン
鐘   キンコンカンコン
木魚  ャNャN

すべて
繋がる合図

凄く眠くて
9時に寝る




窓に寄る

2020年12月09日 | 生活
  


休暇を取る

ドアを開け
少し開けた
窓に寄る

木が見える
草が見える
茶の枝が見える
植え込みが
草が
ブランコが
集会所の赤い屋根が

窓に寄る
背で起きていること
漂う命の香り

生きるということ

生きる
ということ

窓に寄る
木が
空が

立って
見ている
ずっと
ずっと





科学的思考のみ

2020年12月07日 | パンデミック
  


もう何十年
13年か14年
労働関係で顔なじみの人
缶コーヒーをいただく
ナマステ先生からも

顔なじみの人は
朝早くから信号待ちをしていて
何度も見かけ
何度も手を振る
そんなことが10年

いつもにこやかで
こんな人ばかりの星なら
争いは起きない

けれど
世は好戦的な人も多い

思う時がある
みんな黙ればいいのに


言葉が武器
言葉が人を傷つける

あっと気がついて
『沈黙は金』
という言葉を
胸に沈める

いくら
詩人の田村隆一が
「言葉なんておぼえるんじゃなかった」
と書いても
誰も読まない
その意味も思わない

テレビとゲームとYouTubeのせいで
思考訓練ができていず
暴言や中傷
差別
分断
偏見

思うこと
思いやること
それが
普通にできなくなってきている
相対的に

何故か
しゃべるからだ
黙っていれば
人は考える

人の思いのほの暗い明かりに
手をかざし
そっと
背中を見えぬ手で
撫でる

思うこと
思いやること


---

コロナ渦
情には理
理には情


科学的思考こそ
『正しく浮ェる』ことに尽きる

飲食がダメではない
カラオケがダメではない
富岳のシミュレーション動画を見れば明らか

マスクの有効性を
どれだけの人が正確に言えるだろう
「みんなしてるから」
じゃ科学にならない

ドイツマスク歴5ヵ月
日本マスク歴50年

尾身茂先生は今年の初めから
クラスター班を率いる押谷仁先生や西浦博先生らとともに
総括的立場で積極的に発言してくれている
「会食の時は、食べる時はマスクをはずして。話す時はマスクをして」
と提案した
誰がそうしただろう
わたしは尾身茂先生が言う前にそう思って実行していた一人です
なぜなら尾身先生たちの話を真剣に聞いていたから
当然

その会食法を高齢者に言ったら
「できるわけない!」
と一喝された

コロナ渦はまだ4年は続く
あるいはもっと
ならば
新しいライフスタイルを受け入れることができなければ
どうしようもなく
感染は拡大する

大事なのは科学的思考
マスクの有効性の周知
富岳のシュミレーション動画を7時のニュースでしつこく流せばいいのに
と思う





何故
屋外ではマスクをしなくても大丈夫なのかも
わかっていない
みんなマスクをしているからしている的思考は
日本の悪い村社会思考です

屋外ではまず密集、密閉していない
ただ近距離で人と対面する時だけ
マスクはすればいい
それは科学だ

問題意識の持ち方次第
けれど
これはどうしようもない
サッカーが好きな人が
サッカーに興味ない人を
どうやってファンにできるだろう
何でも同じ

けれどパンデミックは日本はもちろん
世界の問題
世界が同じ問題意識の高さを持ち
感染を防ぐ生活スタイルをするようになったら
感染者は激減する
そこは広報と周知の問題に尽きる

経済を守るためにも
個々人がルールさえ守ったら
と切に思い
尾身先生たちが最初から言っていた言葉
「正しく浮ェる」への認識

科学重視
感情に負けてはいけない
冷静に
パンデミックは冷静に
100年前とは違う
医学
科学がある
大丈夫

そしてこの一年で

三密を避ける

手洗い

顔を手で触らない

マスク着用

うがい

抵抗力をつけておく(腸内環境などの整備)

マスクをつけていても対面では大声で話さない

と感染しないで済む具体が示されている
にもかかわらず
慣れであったり
意識の低さの共有

これだけ守ったら
カラオケだって
飲食だって
できる

『正しく浮ェる』 ーー 尾身茂






言葉は言う人によって印象がまったく違う

2020年12月04日 | 生活
  


朝はある人物のダジャレから始まった
それがもの凄くつまらないので
一生懸命に笑った
頑張っている


ナマステ先生から
シュークリームをいただく
ありがとうございます

江口のりこさんという
以前から注目している俳優さんが
今年は凄く人気が出た
柄本明率いる東京乾電池の人
ドラマ『#リモラブ』で
江口のりこさんが企業医の診療内科医をやっていて
ふっと言うセリフがあった
これは脚本通りだろうけれど
江口のりこさんが言うことによって
言葉が際立つ
素晴らしいセリフだった
凡庸だけれど
聞き逃せないセリフ
こんな感じだったと思う


「人はもともと心の中にぽっかり穴が空いているの。ぽっかり空いた穴が空いたままでも全然平気って人もいれば、何かで埋めないといられないって人もいる。例えば恋人だったり友達だったり、家族とか。人じゃなくて物でも。お酒とかギャンブルとかアイドルとか」

「何かで人はぽっかり空いた穴を埋めるんだ。好きな何かでね。そう、そこにあるのが好きなもの、好きってこと。ぽっかり空いた穴にいつまでも残って、ずっと残って出て行ってくれない、それが本当に好きってこと」

こういうセリフって、誰が言うかで全然ちがう。
いい俳優さんの演技は、素晴らしい。



 

道具を大事にするナマステ先生

2020年12月03日 | 生活
  


昨夜
労働後
とある店に行って
ダウンベストを買いにいった
ところが売っているのは千円高い4000円のもの
3000円のものは通販のみだという
ああ徒労だった
アマゾンで
まったく違うメーカーのものを買う

ナマステ先生が不思議な物をぶら下げているので
「それ何」
と聞くと
もらったお土産だという
タイに行った人からもらったという
ナマステ先生は道具を大事にする
物を大事にする
「まだ使える」
といつも言う
「これ壊れた」
と持っていくと
「壊したのでしょう?」
と怒られる
確かに

ナマステ先生は
お土産のペンダントのようなものを
20年持っているという
凄い
20年
ずっと大事にナマステ先生は
きっと高くはない物を
大事に持っている
さすが素晴らしい

折れたものがある
それを大抵の人は
わたしも含めて
捨てる
ところが
ナマステ先生はビスを外して
きれいに切って
また使えるようにする
そんな景を何度見たことか

日本にまだ物がない時代
わたしとそれほど年齢は変わらないのに
何だろう
道具を大事にすることは
職人肌だ

ナマステ先生は
以前
理髪店で散髪の仕事をしていた
別の代々からあるお店も手伝いながら
今に至る
「ご飯は食べられる時に食べるのが普通」
大きなスーパーというか雑貨というか
そういう代々からの地域に根ざした店を
切り盛りしてしかも
外でこうしてずっと労働している
休むということがほぼない
「人間はほっとくと怠けるようにできている」
と何度か言う
その通り
意識的に頑張らないと
たいていの人間は怠惰になる
ナマステ先生は朝早くから労働場に来て
いろいろすでにやっていて
帰るのもいつも書類やらで遅い
電動自転車で40分かけて
やってくる
こんな人と一緒に労働できる幸せ
要領の良さはわたしの役目
淡々と真面目にやるのはナマステ先生の役目
「休憩しましょう」というのは私の役目
良いバランスだと思う

わたしが冗談で自慢する
「おらは件p家肌なんですわい」
「肌を見ないとわからない」
そんなことばっかり二人で言っている


男と女
女が五目おにぎりを
食いながら
南へ向かった
南には太陽があった
「身長と体重が比例してますね」
と五目おにぎりを食いながら女は言い
男は女の肩に手をまわして
歩いていった





忽那賢志先生の仕事

2020年12月02日 | 生活
  


今年の8月7日に
空に帰った友達
彼が夢に出てきた
けれど彼はすでに
息をしていなかった
それでも
うれしい

先日もまったく
思いがけない人の
夢を見た

夢には何かがある

脳は眠っている間でも
休んでいないらしい
覚醒している時と同じレベルで
働いているらしい
だから
よく
悩んでいる人に向かって
「頭をカラにしろよ」
なんて言う人が以前はいた
無理無理
高橋源一郎が言っていたけど
「最初から頭がカラにできるなら
してる」
とユーモアたっぷりに書いていた

自販機でおしるこを買った人と
目があった
気持ちがわかる
寒いし
疲れているとき
あの自販機のおしるこの
おいしいことってありゃしない


忽那賢志先生の動画を見る
アメリカではすでにやっているらしいけれど
忽那先生が今取り組んでいることは
新型コロナウィルスの患者で
すでに治っている人から
抗体を大量に取り出して
それを感染者に投与する治験である

いろんな研究者やいろんな対策を
懸命にやっている
世界中

パンデミックは北半球で流行し
南半球で流行し
インフルエンザと同じく
ずっと地球をぐるぐるまわる

インフルエンザの場合は寒くなると
流行するのは人間の体温が低下して
抵抗力がなくなることと
乾燥してウィルスが飛散しやすくなるため

それと同じ
ただ
新型コロナウィルスは重症化する
もちろん
変異もどんどん繰り返す
それはインフルエンザも同じ

三密を避ける、手洗い、マスクなど
当たり前

加えて
大事なのは少しでも個々人が
抵抗力をつける生活を維持すること

外部の人を批判してはいけない
自分で守る
それに尽きる

---

写真は近所の機織り工場
すでに工場は稼働していない
ここら辺は氏神様でも
織物の神様
地域が織物の町です
あと上小田井あたりもそう

窓からは
木でできた機織が見える

いつ朽ちてしまうかわからないので
写真保存しておきました