もう何十年
13年か14年
労働関係で顔なじみの人
缶コーヒーをいただく
ナマステ先生からも
顔なじみの人は
朝早くから信号待ちをしていて
何度も見かけ
何度も手を振る
そんなことが10年
いつもにこやかで
こんな人ばかりの星なら
争いは起きない
けれど
世は好戦的な人も多い
思う時がある
みんな黙ればいいのに
と
言葉が武器
言葉が人を傷つける
あっと気がついて
『沈黙は金』
という言葉を
胸に沈める
いくら
詩人の田村隆一が
「言葉なんておぼえるんじゃなかった」
と書いても
誰も読まない
その意味も思わない
テレビとゲームとYouTubeのせいで
思考訓練ができていず
暴言や中傷
差別
分断
偏見
思うこと
思いやること
それが
普通にできなくなってきている
相対的に
何故か
しゃべるからだ
黙っていれば
人は考える
人の思いのほの暗い明かりに
手をかざし
そっと
背中を見えぬ手で
撫でる
思うこと
思いやること
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コロナ渦
情には理
理には情
科学的思考こそ
『正しく浮ェる』ことに尽きる
飲食がダメではない
カラオケがダメではない
富岳のシミュレーション動画を見れば明らか
マスクの有効性を
どれだけの人が正確に言えるだろう
「みんなしてるから」
じゃ科学にならない
ドイツマスク歴5ヵ月
日本マスク歴50年
尾身茂先生は今年の初めから
クラスター班を率いる押谷仁先生や西浦博先生らとともに
総括的立場で積極的に発言してくれている
「会食の時は、食べる時はマスクをはずして。話す時はマスクをして」
と提案した
誰がそうしただろう
わたしは尾身茂先生が言う前にそう思って実行していた一人です
なぜなら尾身先生たちの話を真剣に聞いていたから
当然
その会食法を高齢者に言ったら
「できるわけない!」
と一喝された
コロナ渦はまだ4年は続く
あるいはもっと
ならば
新しいライフスタイルを受け入れることができなければ
どうしようもなく
感染は拡大する
大事なのは科学的思考
マスクの有効性の周知
富岳のシュミレーション動画を7時のニュースでしつこく流せばいいのに
と思う
何故
屋外ではマスクをしなくても大丈夫なのかも
わかっていない
みんなマスクをしているからしている的思考は
日本の悪い村社会思考です
屋外ではまず密集、密閉していない
ただ近距離で人と対面する時だけ
マスクはすればいい
それは科学だ
問題意識の持ち方次第
けれど
これはどうしようもない
サッカーが好きな人が
サッカーに興味ない人を
どうやってファンにできるだろう
何でも同じ
けれどパンデミックは日本はもちろん
世界の問題
世界が同じ問題意識の高さを持ち
感染を防ぐ生活スタイルをするようになったら
感染者は激減する
そこは広報と周知の問題に尽きる
経済を守るためにも
個々人がルールさえ守ったら
と切に思い
尾身先生たちが最初から言っていた言葉
「正しく浮ェる」への認識
科学重視
感情に負けてはいけない
冷静に
パンデミックは冷静に
100年前とは違う
医学
科学がある
大丈夫
そしてこの一年で
三密を避ける
手洗い
顔を手で触らない
マスク着用
うがい
抵抗力をつけておく(腸内環境などの整備)
マスクをつけていても対面では大声で話さない
と感染しないで済む具体が示されている
にもかかわらず
慣れであったり
意識の低さの共有
これだけ守ったら
カラオケだって
飲食だって
できる
『正しく浮ェる』 ーー 尾身茂