スイスの国際経営開発研究所(IMD)がこのほど発表した2024年版「世界人材ランキング」で、日本の人材競争力は主要な67力国・地域中、一前年から横ばいの43位だった。
国際性の評価が依然として低く、過去最低順位が継続している。
IMDは毎年、各国・地域の人蛙既争力について、人材に対する「投資と育成」、国内外から人材を引きつける「魅力」、人材活用の「準備度合い」の3分野で評価、採点している。
2024年の世界首位はスイス。
トップ10の大半を欧州勢が占める中、アジアからは前年よりも六つ順位を上げたシンガポール(2位)と7ランク上昇の香港(9位)の2力国・地域が入った。
日本は順位の長期低落傾向が続き、2024年は調査公表開始(2014年)以来、2年連続で過去最低だった。
分野別では「魅力」が19位と前年より順位を四つ上げ、2年連続で改善した。
「準備度合い」は四つ上昇したが、依然54位と低迷した。
「投資と育成」は36位と横ばい。
3分野の項目別に見ると、「魅力」では企業の「人材誘致、維持」が2位、「経営層への報酬」は7位と評価が高かった。
一方「準備度合い」は経営層の「国際経験」が67位と最下位。
企業人材の「言語能力」も66位で、引き続き国際性の向上が大きな課題となっている。
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