米通信社ブルームバーグは9月14日までに、シリアのアサド政権に軍事支援を続けるロシアが米国やサウジアラビアとの間で、アサド大統領退陣の条件について交渉していると報じた。
米ロやサウジの高官、シリア反体制派の話としている。
アサド氏退陣を念頭に置いた交渉の動きは遅くともサウジのムハンマド副皇太子がロシアを6月に訪れ、プーチン大統領と会談したころには始まっていたという。
米国とサウジはシリア反体制派を支援している。
ただ、ブルームバーグは米当局者の話として、プーチン氏が本当にアサド氏を退陣させる気があるのか疑問が残るとも指摘。
ロシアはシリアでの軍事的存在感を増すことで、アサド政権の存続を後押しする一方、仮にアサド政権が崩壊してもシリアで大きな影響力を持つことができると計算しているとの分析を紹介した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は9月14日、シリアの将来はシリア国民が決めるとし、「ロシアが体制転換に関与することはない」と報道を否定した。
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