内閣府が全国の18歳以上を対象として、車を乗車中にスマートフォンや槽万電話を使ったことがあるかを調べたところ、走行運転中に使用した経験がある人は13.0%に上ることが11月3日、分かった。
信号などで停車中も合わせると、約3人に1人が使用している実態が浮かび上がった。
調査は8月24日から9月3日にかけて3千人を対象に実施し、1911人から回答を得た。
スマートフォンや携帯電話で通話をしたり、画面をじっと見たりしたことがあるかを聞いた結果では、「走行スピードにかかわらずある」とした回答が7・1%。「ゆっくり走行中にある」が5.9%で、いわゆるながら運転の経験がある人は計13.0%だった。
さらに、信号待ちなど「停車甲にある」も23.5%で、走行運転中も合わせて乗車中に使用していたのは計36.5%を占めた。
「全くない」は36.1%で最も多い回答。
ほかに「ほとんど運転しない」が8.5%、「免許を持っていない」が17.3%などだった。
走行運転中にスマートフォンなどを使用すれば、道交法違反で処罰される可能性があるが、それを認識していた人は86.3%。
複数回答で聞いた危険だと思う行為には、ゲームを挙げた人が74.2%で最も多かった。
走行運転中や停車中に使ったと回答した698人には、複数回答で利用目的も質問。
最も多い回答は47.7%の「電話やアプリ通話に出るため」で、これに「メールや通信アプリのメッセージの確認」の44.8%。
「かかってきた電話や通信アプリの発信元確認」の44.7%などが続いた。
使用防止の対策では、複数回答で「厳罰化や違反点数の引き上げ」と「警察の
取り締まり強化」が50%以上となった。
警察庁によると、運転中にスマートフォンや携帯電話を使用したことが原因となった交通事故は、昨年1年間で1999件発生。このうち27件が死亡事故だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます