JR西日本の長谷川社長は7月22日の記者会見で、新型コロナウイルスの影響が長期化する可能性に備えて時間帯別運賃の導入を検討していることを明らかにした。
「混雑回避など社会的な需要もあり、見直すべきいい機会だ」と述べ、時間帯で運賃を変えてピーク時の乗車率を下げるのが狙いだと説明した。
終電ダイヤの繰り上げについても来春の実現を目指す。
JR東日本の深沢社長もダイヤや運賃見直しの考えを明らかにしている。
コロナ禍で鉄道各社は軒並み感染防止対策の徹底を迫られ、他社でも同じような動きが出てきそうだ。
長谷川氏は、時間帯で運賃を変えて混雑緩和することで「平準化したサービスを提供できるようになる」とメリットを強調。
外出控えで深夜の鉄道利用が減っており、終電繰り上げにも前向きな姿勢を見せた。
同時に発表した山陽新幹線の7月1~19日の利用者数(速報値)は前年の同じ時期に比べて63%減だった。
北陸新幹線は71%減で、在来線特急は67%減だった。
乗車券や特急券などの収入(旅行会社が販売した分などを除く速報値)は51.5%減だった。
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