世界遺産の厳島神社は10月6日、約 70年ぶりに大規模修復している国重要文化財の大鳥居に「扁額」を取り付けた。
高さ約16・6メートルの大鳥居の上部一に「巌嶋神社」「伊都岐島神社」と大書された2枚を。沖側と社殿側にそれぞれ設置した。
これで大鳥居本体の修復作業は完了し、エ事用の足場の撤去作業を残すのみと なった。
12月下旬に全ての工事が完了する見込み。
扁額はいずれも縦2・6メートル、横2・45メートルで、重さ1枚150キロ程度。
今回の修復に合わせて漆を塗り直した。
この日は、潮が引く時間を狙って干潟に乗り入れたクレーンでつり上げ、大鳥居の上部で作業員約10人が慎重に取り付けた。
宮島で生まれ育つたという尾浪さんは「一生に一度あるかないかの貴重な作業を見られて良かった。 宮島のシンボルはやっぱり大鳥居だと再認識した」と浜辺から作業を見守っていた。 、ご
修復工事の責任者で同神社技師の原島さんは「大鳥居は厳島神社の玄関ロ。 名前が書かれた扁額を掲げることで、神様や参拝客をお迎えする準備が整った」と話していた。
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