中国電力は7月18日、家電企画のビーサイズと提携し、専用端末とスマートフォンのアプリで子どもの居場所を知らせる見守りサービスの提供を始めた。
電力小売り自由化で競争が激しくなる中、電力以外のサービスにも力を入れて顧客を増やす。
ビーサイズが開発した専用端末(5センチ平方、厚さ1.9センチ)を子どものランドセルに入れ、親がスマホで確認する使い方を想定する。
衛星利用測位システム(GPS)で子どもの場所を把握し、親のスマホの地図上に現在地や移動したルートを示す。
サービス名は「どこじゃー、 ここっちゃ ここにおるよ」。
学校や学習塾など、子どもがよく行く場所は人工知能(AI)が1週間ほどで認識し、到着や出発を自動で通知する。
普段と違う行動パターンを検知する機能の追加を予定し、高齢者向けの利用も視野に入れる。
端末代は5184円、利用料は月518円。
中電が販売し、利用者はビーサイズと契約する。
中電は、暮らしの安心・安全につながる事業に力を入れる方針。
販売事業本部の前原マネージャーは「地域を基盤とする中国電力ならではのサービスにしたい」としている。
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