共同通信社が5月1、2両日実施した全国緊急電話世論調査によると、即位された天皇陛下に82・5%が「親しみを感じる」と回答した。
「親しみを感じない」は11・3%にとどまった。
皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに賛成は79・6%で、反対の13・3%を上回った。
退位は、上皇さま一代に限って認められた。
今後の天皇の退位に関しては「認めるべきだ」が93・5%に上った。
「認めるべきではない」は3・5%。
平成への代替わりがあった直後の1989年1月の世論調査では、天皇が「途中で退位してもよい」とする回答は60・5%だった。
設問が違うため単純比較はできないが、約30年前に比べると退位に肯定的な意見が浸透した可能性がある。
天皇制の在り方に関しては「今の象徴のままでよい」が80・9%で最も多かった。
「象徴ではなく神聖な存在にする」は7・3%。「天皇制は廃止する」は4.8%、「現在より政治的な権限を与える」は4・3%となった。
陛下に期待する活動を二つまで聞くと、「国際親善」が35.1%でトップ。
「被災者のお見舞い」34・0%、「社会的弱者への励まし」33・0%、「憲法が定める国事行為」17・4%。地方訪問」16・4%と続いた。
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