東京スカイツリーに初めて登った。2,000円も支払って。
といっても、自分で払ったわけではない。会社のお金で登った。でなければ、とてもとてもスカイツリーなど行かない。せっかくだから第一展望台まで行きたかった。そこに登ると3,000円である。それを節約して、第二展望台でお茶を濁すのが、いかにもうちの会社らしい。
スカイツリーにはソラマチタウンという商業施設があり、そこで懇親会が催された。会場は「世界のビール博物館」。一体、どんなところに連れて行かれるかと思ったら、そこはビアガーデン風のレストランだった。
お店のパンフレットには15種類の樽生ビールがあり、その中にはなかなか日本ではお目にかかれない輸入ビールがあるという。しかもボトルビールを入れると、250種類もののビールが揃えられていると書かれている。
まさに博物館と呼んでもいいスケールの大きさだ。
幹事があらかじめ「ミュージアムビールセット」というコースで予約をしたらしい。これは日替わりで、イギリス、米国、ドイツ、ベルギー、チェコの5か国の樽生ビールを味わえるという。
この日はベルギーのビールだった。
ベルギーのビールの印象は「シメイ」や「ヒューガルデン」に代表されるように、トラピストで造るバイスビールのイメージが強い。またベルギークリークのように果実を含んだ、日本では発泡酒に分類されるビールしか知らない。
メニューを繰ると、6種類のビールがラインナップされていた。
おなじみの「ヒューガルデン」、そして「ブルッグスゾット」、「ブルッグスゾットダベル」、「カスティールドゥンケル」、そして「セントルイスフルーツビール」はやはりベルギーのお家芸。さらには「ステラアルトワ」。
日本のようにピルスナー一色ではないところがさすがだ。
ひととおり飲んでみた。
いずれもおいしい。とりわけ、フルーツビールはボトルしか飲んだことがなかったが、樽生のそれは鮮烈にうまい。さすがだなと感じたのは、ビールの種類でタンブラーを変えている点。ビールはグラスで味が変わるといわれているが、まさにそのとおりだと思う。
会社の行事なので、いちいち備忘録をとってなくて、細かいビールの味やおつまみのことについてはすでに忘却の彼方になっている。
だが、ついついビールを8杯も飲んでしまったのは、つまみがおいしいだけでなく、わいわいと仲間と一緒に飲んだからだと思う。
キリンシティはひとりでも十分楽しいが、この「世界のビール博物館」は断然、大勢で飲んだ方がいい。
ジョッキを掲げておおいに飲もう!
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