イベント会社、 Kわさんへのお返し接待をしようと思い、お店を物色するが、なかなかいいお店が思いつかない。いくら町中華好きとはいえ、まさか本当に町中華にお招きする訳にもいかないし、どうしようかと怪鳥に相談した。
「新橋界隈で接待に使える中華」。
すると、「『味芳斎』はどうかな」とアドバイスしてくれた。
怪鳥がいうなら間違いない。
少し前に「町中華で飲ろうぜ」に数秒出た怪鳥ならば。
「味芳斎」は28歳の時に一度行ったがある(「中華さすらい」未収録)。勤めていたオフィスが大門にあった頃で先輩のN尾さんに連れてきてもらった。当時、店舗はもう少し御成門の方で、今の自動車会館の並びににあったと記憶している。お店のスタイルも薬膳中華をコンセプトにしていたような。
今回、久しぶりに「味芳斎」を訪問し、「ここに来て良かったな」と思った。
白いテーブルクロスは清潔で、一見ガチっぽいけど、雰囲気はカジュアル。堅苦しくなくていい。
「お手頃コース」(3500円)は、前菜、エビチリ、その日のオススメ、麻婆豆腐、炒飯か炒麺、そしてデザートに2,000円の飲み放題をつけた。いずれのお料理も本当においしくて、酒がうまい。 Kわさんと印刷屋のM前さんとの会話がはずむ。ビールを皮切りに紹興酒をボトルで頼み、飲み足りなくて、もう一本ボトルを追加した。
お店はさすが大繁盛。19時過ぎたら満席になり、予約のない人はお断りされていた。
エビチリもうまかったが、本当に心が騒いだのが、麻婆豆腐。四川の痺れる辛さではなく、日本人好みの程よい辛さで思わず飯を食いたくなった。けれど、〆の食事は何故か炒麺。これは Kわさんのリクエストによるもの。もちろん日本のソース焼きそばではなく、塩と中華スープで味つけたすっきり味の焼きそばだ。
紹興酒ボトル2本は3人で飲んだといえ、結構効いちゃって、10%還元になるPayPayの支払いで、スマホに16,500円を入力したと思ったら、16万5.000円になっていたみたいで、お店の人から「一桁多いよ」と言われる状態。
危ない、危ない。
けれど、この日はそれで終わらなかった。
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