
五反田駅から桜田通りを南へ。
ちょっと込み入ったビル群の片隅に味わいのある立ち飲み屋が。これは五反田の奇跡といってよい。立ち飲み「呑んき」。
店に入る前から、その活気が伝わってくる。
店に入る前からグルーブ感が伝わってくる。
午後5時半。続々とサラリーマンが店へと吸い込まれていく。
店のお母さんは入ってきた客に張りのある声をかける。
「おかえり!」。
帰ってくるところがあるっていいよな。
その言葉と引き換えに、客達は皆口を揃えてこう返す。
「ばくだんね」
こんな会話が交わされるのは日本でもここしかないだろう。
「おかえり」に対して「ばくだん」という返事。だが、「呑んき」ではこれが当たり前なのである。
漫画「じゃりんこチエ」に出てくる「ばんくだん」は工業用アルコールの水割り。韓国で飲まれている「ばくだん」はビールをウイスキーで割ったもの。さて、「呑ん気」の「ばくだん」とは酎ハイをビールで割ったものを指すのである。
そんなことも知らず、わたしは生ビール(一番絞り)を注文し飲んでいたが、周囲が「ばくだん」しか頼まないことから、少し肩身が狭くなり、ビールを飲み干すと早速「ばくだん」を注文したのだ。
その「ばくだん」がなかなかいけた。
生ホッピーよりもすっきりした味だ。
一番搾りをベースにしているからか、断然生ホッピーよりもウマイ。これはクセになりそうだ。
つまみの「もつ煮」220円は相当安い。
だが、モツのシロはやや水っぽく感じる。
220円といえば、「ねぎチャーシュー」もかなりおいしかった。
柔らかいチャーシューが「ばくだん」と絶妙に合うのだ。
おばちゃんの店員2名。うちアンパンマンに似たおばちゃんは一見かなり怖そう。だが、お客一人ひとりに声を掛けており、気さくな人のようだ。一方、厨房のオヤジさんは寡黙に働く。こちらのオヤジさんもかなり怖そうな印象だ。
常連客に「今日はクジラあるよ」と声をかける。お客の好みも把握しているらしい。店の奥は座り仕様。手前が立ち飲みスペース。圧倒的に立ち飲みのほうが人は多い。一人客も珍しくないが、客のボルテージはやや高め。それはいいお店の条件としてのリズム感が備わっているから。
このグルーブ感で人はいい気持ちになり、酔いしれ、Happyになる。
いいお店だ。
これからは五反田に来たら、必ず寄ることにしよう。
ちょっと込み入ったビル群の片隅に味わいのある立ち飲み屋が。これは五反田の奇跡といってよい。立ち飲み「呑んき」。
店に入る前から、その活気が伝わってくる。
店に入る前からグルーブ感が伝わってくる。
午後5時半。続々とサラリーマンが店へと吸い込まれていく。
店のお母さんは入ってきた客に張りのある声をかける。
「おかえり!」。
帰ってくるところがあるっていいよな。
その言葉と引き換えに、客達は皆口を揃えてこう返す。
「ばくだんね」
こんな会話が交わされるのは日本でもここしかないだろう。
「おかえり」に対して「ばくだん」という返事。だが、「呑んき」ではこれが当たり前なのである。
漫画「じゃりんこチエ」に出てくる「ばんくだん」は工業用アルコールの水割り。韓国で飲まれている「ばくだん」はビールをウイスキーで割ったもの。さて、「呑ん気」の「ばくだん」とは酎ハイをビールで割ったものを指すのである。
そんなことも知らず、わたしは生ビール(一番絞り)を注文し飲んでいたが、周囲が「ばくだん」しか頼まないことから、少し肩身が狭くなり、ビールを飲み干すと早速「ばくだん」を注文したのだ。
その「ばくだん」がなかなかいけた。
生ホッピーよりもすっきりした味だ。
一番搾りをベースにしているからか、断然生ホッピーよりもウマイ。これはクセになりそうだ。
つまみの「もつ煮」220円は相当安い。
だが、モツのシロはやや水っぽく感じる。
220円といえば、「ねぎチャーシュー」もかなりおいしかった。
柔らかいチャーシューが「ばくだん」と絶妙に合うのだ。
おばちゃんの店員2名。うちアンパンマンに似たおばちゃんは一見かなり怖そう。だが、お客一人ひとりに声を掛けており、気さくな人のようだ。一方、厨房のオヤジさんは寡黙に働く。こちらのオヤジさんもかなり怖そうな印象だ。
常連客に「今日はクジラあるよ」と声をかける。お客の好みも把握しているらしい。店の奥は座り仕様。手前が立ち飲みスペース。圧倒的に立ち飲みのほうが人は多い。一人客も珍しくないが、客のボルテージはやや高め。それはいいお店の条件としてのリズム感が備わっているから。
このグルーブ感で人はいい気持ちになり、酔いしれ、Happyになる。
いいお店だ。
これからは五反田に来たら、必ず寄ることにしよう。
気にくわないのに飲まなきゃいかんとは?
ま、一回飲んで判断しようよ。