蕎麦屋さすらい139 - 柴又の顔が駅そばに - 「三松 青砥店」（葛飾区青戸）の「ラーメン」

また千葉ニュータウンに行くことになった。ニュータウン駅で昼飯はほぼ絶望といっていい。ならばどこか途中で食べる必要がある。日暮里の駅そばは絶滅したし、ならば京成高砂の「都そば」かとも思った。いや、恰好のいいお店かあるじゃないか。

ジャンさんが通うお店。

京成青砥の「三松」。

京成青砥はターミナル駅である。都営浅草線に乗り入れし、しかもその先の京急まで乗り入れるている。羽田と成田が結ばれているのだ。そのターミナル駅にはなんとも珍しくKFCが駅ナカに入るなど、京成のみならず首都圏の駅でも異彩を放っている。駅も階層によって上りと下りが分かれており、最上階は下り、その下は上り線である。

かつては最上階によ駅そばが存在したが、今はもうない。その下の階は自然光があたらず、やや暗い。そのホームに建っているのが「三松」だ。

そう、あの葛飾柴又、寅さんの駅前にあった「新華」である。まさか、あの人気店が青砥のしかも駅そばとして出店しているのはちょっとしたサプライズである。

さて、何を食べようかなとワクワクしながらお店に行くと、「うわ、これは」。

狭いのである。大人三人がやった入れる店内は、オーダーするのもままならない。店舗外に、「人気ナンバーワンのラーメン」みたいな貼り紙があったので、咄嗟に「ラーメン」をオーダーしてしまった。

日本のラーメンに幻滅して、ここ最近はほとんど口にしなかったラーメンを、2日続けて頼んでしまった。その「ラーメン」は一杯470円と格安である。

 

醤油ダレのちぢれ麺はまさに東京ラーメンといった風情。下町の気取らないラーメンがここにある。ジャンさんみたいに、「カレー」も食べたかったが、今夜も外食するから、ちょっとお腹とお財布をセーブしておかなければとパス。でも次回は迷うことなくカレーをいただきたい。

店内の狭いのは難儀だが、470円の「ラーメン」で幸せ感、満足感のチャージ完了。

よし、仕事するか。