
一体、鈴木雅之と菊池桃子は渋谷で待ち合わせするために、会社を何時に出ていたのか。火遊びのように危険な香りのする密会を会社の近所で済ますとは思えない。だから、2人にとって近すぎず、遠すぎなかったのが「渋谷」であるはずだ。
まぁ、いい。人の恋路を邪魔するのは野暮というもの。
とにかく、彼らは「サボタージュ」なわけだが、この日のわたしは「接待」なのである。
今日は5時に恵比寿。そのために会社を4時25分に出た。
この季節になると毎年恵比寿駅でHさんと5時に待ち合わせをする。
もう、今年で3年連続だ。
そして、Hさんいきつけの居酒屋「善や」(居酒屋放浪記NO.0014参照)に足を運び、来年度に関する話をする、というわけだ。
しかし、この接待は体力勝負である。
基本的に接待はタフでないといけないのだろうが、この接待もパワープレイである。
基本的にはわたしとシャチョーの2人が出陣するのだが、一昨年は会終了後の帰路、お互い電車で寝過ごす失態を演じた。
まず、わたし。
東京メトロの恵比寿駅から乗って、茅場町で東西線に乗り換える積もりだったのが、ついつい寝てしまい、気がついたときは北千住。タクシーのお世話になった。
一方、シャチョーはJR線の三鷹に自宅があるにも関わらず、何故か気がついたときは京王線の高尾山口駅。まだ、冷え込みが激しい高尾の麓で一夜を明かしたという。
このように、この接待はじわじわとHさんのペースにハマり、じわじわと体力を奪われ、甘い居眠りの誘惑に侵されていくものなのだ。
その接待が今年はよりによって月曜日ときたもんだから、空恐ろしい。
仮に、この接待を切り抜け、生還したとしても、その週を乗り切る体力は既にエンプティで、後は抜け殻のように過ごすしか手立てはないだろう。あとはもう、神に祈るだけだ。
そう思い巡らしながら、恵比寿でHさんと落ち合い、約1年ぶりの「善や」の暖簾をくぐった。
5時10分の店内はまだお客はひとりもいない。入り口手前のテーブル席に腰掛けた。確か、3年続けて同じ席に座っているような気がする。
「まずは生ビール3つ」
口火を切ったのはシャチョーだった。
いつも、瓶ビールしか注文しないシャチョーが何故に?
その瓶ビールの注ぎかたで会社への忠誠度を測っているというシャチョーが何故に生ビールを?などと一人心のなかでぶつぶつと自問自答していると、生ビールのジョッキをお盆にのせて運んできたのが、ノーヒッターの善さんだ。
さしつさされつのないビール注ぎ合戦がないと、ビールの飲むピッチはあがるのか。ジョッキが空になるのが早い。
Hさんとシャチョーは2杯目。
その後、それも勢いよく空けると焼酎のお湯割り、麦焼酎の吉四六のボトルが展開されていく。
しかし、やはり焼酎と刺身の盛り合わせは非常に相性がいい。
ハマチにほうぼう、鮪の赤身。魚は新鮮そのもの。
盛り付けも実に丁寧だ。
しばらくすると、2人組の中年サラリーマンが店に入り、カウンターに腰掛けた。
そのうちの1人は西鉄ライオンズのファンだったらしい。
しきりに、店主に「善さん」と呼びかけ、往事の話しを聞きだそうとする。
六大学野球の話し、杉山捕手(って誰なんだ?)の話しなど善さんも段々調子づいて声も大きくなってくる。こっちはこっちで仕事の話をしているのだが、聞きたくなくても聞こえてしまう調子にボルテージがあがってきた。
興味深かったのは、善さんがトレードで広島カープに移籍したときの話し。
その年、カープは大型新人の山本浩司(当時)を法政大学から獲得した。
将来のスター選手として、球団が施す新人選手への手厚い待遇のエピソードの数々を移籍してきた善さんがあげつらうわけなのだが、言葉の裏には多少のやっかみが混じる。
それを聞くサラリーマン氏たちも「どこの世界でも大変なんだナ」、そう言って豪快に笑い飛ばす。
気がつけば、こっちのペースも早い。コップが空いたところで、お湯割りをわたしが作るわけなのだが、そのペースもだいぶ加速してきた。吉四六の瓶をあしらったボトルもだいぶ軽くなっている。
そこで、運ばれてきたのが海老のはさみ揚げ。
これが実にうまい。
はさみ揚げといっても蓮根を使うサクサクの食感のものではなく、ふわふわとした歯ざわりの焼き物。じっくりと手間暇かけた料理が実に素晴らしい。
気がつけば店は奥の小あがりまでお客が入り、満員になった。
なじみも一見も関係なく、それぞれ楽しそうに飲んでいる。
以前は敷居が高いお店だな、と思ったものだが、実はそうでないらしい。善さんの人柄が、朗らかな店の雰囲気を作っているのだろう。
吉四六のボトルを空にして、店を後にした。
次なる店は松坂ストアの地下に密集するカラオケスナック。
まだまだ夜は長い。
まぁ、いい。人の恋路を邪魔するのは野暮というもの。
とにかく、彼らは「サボタージュ」なわけだが、この日のわたしは「接待」なのである。
今日は5時に恵比寿。そのために会社を4時25分に出た。
この季節になると毎年恵比寿駅でHさんと5時に待ち合わせをする。
もう、今年で3年連続だ。
そして、Hさんいきつけの居酒屋「善や」(居酒屋放浪記NO.0014参照)に足を運び、来年度に関する話をする、というわけだ。
しかし、この接待は体力勝負である。
基本的に接待はタフでないといけないのだろうが、この接待もパワープレイである。
基本的にはわたしとシャチョーの2人が出陣するのだが、一昨年は会終了後の帰路、お互い電車で寝過ごす失態を演じた。
まず、わたし。
東京メトロの恵比寿駅から乗って、茅場町で東西線に乗り換える積もりだったのが、ついつい寝てしまい、気がついたときは北千住。タクシーのお世話になった。
一方、シャチョーはJR線の三鷹に自宅があるにも関わらず、何故か気がついたときは京王線の高尾山口駅。まだ、冷え込みが激しい高尾の麓で一夜を明かしたという。
このように、この接待はじわじわとHさんのペースにハマり、じわじわと体力を奪われ、甘い居眠りの誘惑に侵されていくものなのだ。
その接待が今年はよりによって月曜日ときたもんだから、空恐ろしい。
仮に、この接待を切り抜け、生還したとしても、その週を乗り切る体力は既にエンプティで、後は抜け殻のように過ごすしか手立てはないだろう。あとはもう、神に祈るだけだ。
そう思い巡らしながら、恵比寿でHさんと落ち合い、約1年ぶりの「善や」の暖簾をくぐった。
5時10分の店内はまだお客はひとりもいない。入り口手前のテーブル席に腰掛けた。確か、3年続けて同じ席に座っているような気がする。
「まずは生ビール3つ」
口火を切ったのはシャチョーだった。
いつも、瓶ビールしか注文しないシャチョーが何故に?
その瓶ビールの注ぎかたで会社への忠誠度を測っているというシャチョーが何故に生ビールを?などと一人心のなかでぶつぶつと自問自答していると、生ビールのジョッキをお盆にのせて運んできたのが、ノーヒッターの善さんだ。
さしつさされつのないビール注ぎ合戦がないと、ビールの飲むピッチはあがるのか。ジョッキが空になるのが早い。
Hさんとシャチョーは2杯目。
その後、それも勢いよく空けると焼酎のお湯割り、麦焼酎の吉四六のボトルが展開されていく。
しかし、やはり焼酎と刺身の盛り合わせは非常に相性がいい。
ハマチにほうぼう、鮪の赤身。魚は新鮮そのもの。
盛り付けも実に丁寧だ。
しばらくすると、2人組の中年サラリーマンが店に入り、カウンターに腰掛けた。
そのうちの1人は西鉄ライオンズのファンだったらしい。
しきりに、店主に「善さん」と呼びかけ、往事の話しを聞きだそうとする。
六大学野球の話し、杉山捕手(って誰なんだ?)の話しなど善さんも段々調子づいて声も大きくなってくる。こっちはこっちで仕事の話をしているのだが、聞きたくなくても聞こえてしまう調子にボルテージがあがってきた。
興味深かったのは、善さんがトレードで広島カープに移籍したときの話し。
その年、カープは大型新人の山本浩司(当時)を法政大学から獲得した。
将来のスター選手として、球団が施す新人選手への手厚い待遇のエピソードの数々を移籍してきた善さんがあげつらうわけなのだが、言葉の裏には多少のやっかみが混じる。
それを聞くサラリーマン氏たちも「どこの世界でも大変なんだナ」、そう言って豪快に笑い飛ばす。
気がつけば、こっちのペースも早い。コップが空いたところで、お湯割りをわたしが作るわけなのだが、そのペースもだいぶ加速してきた。吉四六の瓶をあしらったボトルもだいぶ軽くなっている。
そこで、運ばれてきたのが海老のはさみ揚げ。
これが実にうまい。
はさみ揚げといっても蓮根を使うサクサクの食感のものではなく、ふわふわとした歯ざわりの焼き物。じっくりと手間暇かけた料理が実に素晴らしい。
気がつけば店は奥の小あがりまでお客が入り、満員になった。
なじみも一見も関係なく、それぞれ楽しそうに飲んでいる。
以前は敷居が高いお店だな、と思ったものだが、実はそうでないらしい。善さんの人柄が、朗らかな店の雰囲気を作っているのだろう。
吉四六のボトルを空にして、店を後にした。
次なる店は松坂ストアの地下に密集するカラオケスナック。
まだまだ夜は長い。
海外で体調崩すと不安なもの。
特に腹壊すときびしいよね。(アジアはとかく腹壊しまくり)
土産話期待しています!
青島調査隊か。
中国はその土地のビールを飲むよね。
青島だけではなく、地ビール調査隊になってみては?
「KINGWAY」は知らないなぁ。
広州では「銀燕」っていうようなものを飲んだ覚えがあるねぇ。
しかし、中国ももう英語表記なんだ。
ちょっとびっくり。
近々、やりましょう!
今日だったりして。
熊猫さん、たぶんこの後少し落ち着く?はずなので積もる話もありますんで近々やりましょう!
まぁ、中国ではとくに目くじらもたてなかったけ。
しかし、中国とインドのビールはものの見事に冷えてなかったっけ。
うんうん。確か冷やし賃あったねぇ。
ちなみに、師の誕生日に買ってあげたビールは6元だよ。冷えてたぞ~っ。あれはただ寒いだけの天然の冷蔵庫を利用しての冷えだったけれどね。
一昨年、杭州に行ったときも、ツーリストなんか来ないぼろっちい飯屋ではビール大瓶8元はしたもんなぁ。
それ考えると青島の4元は破格だよ。
上海の浦江で初めて中国で買い物したのが、青島の缶ビール。確か5元したと記憶しているが・・・。
確かに、師の言う通り、シンチェンに工場があるんだろうね。
「師よ!あそこのピージュー(ビールのこと)8元もしたよっ!」という悲しみと怒りのこもった熊猫師の魂の叫びを聞いた記憶はあるんだけど・・・。(笑)
ただ俺も、「いやー、おばちゃんさっきのおっさんには3元で売ってたやん!!」みたいなことは言ったような気がする。
あと、中国では冷蔵庫に入ってるものには「冷し賃」って言うのがあって、(そう言えば、日本でも遥かガキの時にそんなものがあったような記憶が・・・。)それを知らずに「いやいやいや、値段違いますやん!!」って文句言ったことはあるね。
ちなみに今年、シドニーの中華街近くにあった華人経営のコンビニ風の店で水買おうとしたら、冷してあるのと冷してないので値段が違ったのには少し懐かしさを感じたよ。
なお、最近の中国はもうあからさまなツーリストプライスってなくなってんじゃないの?スーパーとかどんどん増えてて定価販売だしね。
でも、露店とか土産物屋とかは、依然外人用プライス言ってた様な気もするなあ。2年前の中国の大会で日本の大学生が土産もんをなかなか面白い値段で購入してたもんね。
俺の買値の1.5倍の値段でカンフーシューズ(なに買ってんだよ、俺・・・。)買って悔しがってたなあ。でもそんな俺も現地人価格の1.5倍~2倍くらいにはなってるんだろうけど。(笑)
まあ、アジア旅行では、自分の納得いく金額で物を買うことができると言う価格交渉の楽しみがあるよね。
しかし、チンタオビール4元は安い!!中国ではビール価格に輸送費が大きくかかわってようで、だからご当地ビールが一番安いようなんですが、もしかすると香港に近いシンチェンなら、チンタオの工場が近くにあったりするのではと考えてみたりする訳なんですが、どんなもんでしょう。
しかし、4元は安い。でも、それは、確実にローカルプライス。多分、怪鳥が独りで買いに行ったら高くなると思うよ。
ところで、怪鳥いつ帰国ですか?
てぐすねひいて待ってます。
ウチのインターネット環境が壊れました。せっかく、草野球日誌書いたのにアップできません!
WBC、見応えある決勝戦でしたねえ。ハラハラしながら観戦してましたー。
もうすぐシーズン開幕! たのしみニャ。
ツーリストはまず来ないだろう店ですからね。ホテルのレストランは15元位しますもんね。街で買えば3元らしいよ。ちなみにホテルの部屋の冷蔵庫は缶で18元です。
青島ビールが5元?安いねぇ。
昔、旅をしていた頃は大瓶で6~8(78円~104円)元だったと思う。
多分、ツーリストプライスだったんだろうなぁ。怪鳥は中国の方と店に行ってるんでしょ?それはローカルプライスだよ。多分。
ツーリストは1~2割高くなるからね。それで、喧嘩しちゃ、ダメだよ。
ふらいんぐふりーまん氏みたいに。
食べ物はおいしい?
中国行くと中華料理にありつける(当たり前か)かいいよねぇ。
中華にはあまり当たりハズレないし、ね。
そんで、何飲んでんの?
昨夜は火鍋、今日の昼は湘南(フーナンというところらしい)料理でした。味は普通って感じですね。自分で払っちゃいないけど料理の値段が安くて良いです。今回はホテルのネット接続がダメっぽいです。
怪鳥は今日働いてんの?日本は祝日だよ。お疲れ様です。ちなみに東京は晴れ。山口は雨、ということです。
うまいもん食べてる?
WBC、日本が世界一になりましたね。なかなか凄い事です。参加しなかったメジャーリーガー達も複雑な思いでは無いでしょうか・・・・。某監督はWBC自体のシステムやMLBが利権をほぼ握ってること、とある日本の一球団のみが委員会に入っている事などを嘆いていました。
さて、「渋谷で5時」は土曜日じゃないでしょう。だって歌詞に「サボタージュ」って出てくるよ。あれは、平日だよ。
さて、某監督はやっぱ怪我人のことでぼやいてたのかな?う~ん、オフレコでしょう、それは。自身のブログにも書けないね~。
明日はいよいよファイナル。誰かサンディエゴからのコメント求む!
熊猫さん、某在京球団の監督にWBCの愚痴を聞かされました。今度教えます。多分かなり興味深いのでは・・・・・。私は良く判らんが・・・。でも日韓戦はさすがに最初から最後まで見たよ。良い試合だったよね~。
恵比須だからというわけではないでしょう。去年は同店で瓶ビール飲んでましたから。
もしや、このブログを読んでるのか!?
俺はてっきしり鈴木さんの方が不倫気味なのかと思ったよ。
しかし、「渋谷で5時」はかなり、耳に残るよね。10年前の曲でしょ。
未だに鮮烈なイメージがあるし、あのフレーズが甦ってくるよ。
さて、痛飲でもないゾ。
毎晩続いて疲れ気味なだけだ。
もう、真のおっさんなんだナ。
ホントに。
さてこの歌、師は密会っていってるけど、普通に付き合ってる人間同士なんじゃないだろうか?なんせ歌ってるの、菊池桃子ですから。
当時は確かバブル華やかなりし頃、みんな浮かれてたから、たまには仕事はやびきしてデートしようぜってのりだったような気がするんだけど、どうなのよ?
そんな渋谷も今ではすっかりお子様の町になってしまったようで・・・。当時はおしゃれ最前線スポット(言い方クサッ!)だったのにね。
今はどこがイケテルスポット(死語)なんでしょ。
さて、最近結構師は痛飲の様子。あまり無理すんなよ。