「正木」を出て、この日の目的地、「光栄軒」に。嫌な気持ちは「光栄軒」できれいさっぱり忘れてしまおう。
2ヶ月半ぶりの「光栄軒」。もしかすると、マスターらは自分のこと忘れてしまっただろうなと思っていたが、左にあらず。しっかり、名前も呼んでくれた。この辺りはプロフェッショナルだ。
お店は空いていた。幾分活気もなかった。M本さんの姿が見えないのも、寂しく感じる。
2ヶ月半ものブランクは、仕事の忙しさもあったが、この原材料高による変な遠慮もあった。お通しをいただくのが重荷に感じるときがあるのだ。毎日来店して、お店に貢献しているお客ならいざ知らず、たまにしか来ない自分が、その恩恵に授かっていいのかという思い。でも、やっぱり考え直して、「光栄軒」に足を運んでしまうのだ。
さて、今夜も「お茶割り」からスタート。
だが、また例によって、罪悪感が頭をもたげるのだ。このまま、お通しが出てくるのを、ただ待つだけでいのかと。それでもなす術もなく、じっと待っていると、やがて出て来たのが、あんかけの炒めもの。
そして、これがまたうまいんだ。マスターが作る、あんかけはハズレなし。
時刻は17時半を回ったが、ポツポツと人は入ってくるが、一向に満席にはならなかった。一体どうした「光栄軒」。18時を過ぎたら行列が出来る、あの人気ぶりはいずこへ。
「お茶割り」をおかわりして、「餃子」をオーダー。いつもの展開へ。自分的、勝利の方程式。
混んでいるとマスターも元気があって、それがお店に適度なグルーヴ感を作る。空席がある今、マスターは手を休めたりして、店内にリズムは生まれなかった。
「餃子」はうまい。「お茶割り」との相性も抜群。まだ、お腹に余裕があるし、多分今夜は〆の「半炒飯」で、完走出来そうだ。
「お茶割り」をおかわりし、「半炒飯」でラスト。
あぁ生き返った。
今年、もう一度来られるだろうか。だから、あえて「よいお年をお迎えください」とは言わなかった。
今年もう一度来られますように。
新しい店を開拓して、そこのルールに忖度しなきゃならないなんてイヤです。
あんかけ炒めの長ネギが美味しそう。でもこういうネギって中途半端に噛むと中身がスポンと飛び出したりするんですよね。
こんばんは。
歳を重ねると、新規開拓の好奇心もすり減り、面倒になってきます。やっぱり勝手知ったる店がいいなと感じるこの頃です。
ジャンさんみたいに、行きつけのスナックの一軒でも作りたいと感じるようにもなりました。
そうそう、長ねぎは気をつけないと、つるんといっちゃいますね。