1月22日は「カレーの日」である。昭和57年に定められたということだから、かなり古い。けれど、多分一般的に「カレーの日」ってあまり知られていないのではないだろうか。だって、自分も昨日(1月22日)知ったのだから。ちなみに、「カレーの日」は社団法人全国学校栄養士協議会が1月22日の給食のメニューをカレーにすると決め、全国の小中学校で一斉にカレー給食を出したことが由来となっている。ウチの息子の小学校も、今年の1月22日はカレーだった。
そんな「カレーの日」なのだから、昼飯は盛大なカレーでも食べようかと思って、いろいろと思案していたのだけれど、いいアイデアが思いつかない。銀座にいれば「ナイルカレー」とか或いは帝国ホテルのレストランとか、そんなハレのカレーを食べに行けるのだが。
さて、そんなことをあれこれと考えていると、パッと名案が浮かんだ。そうか、この機会に課題だった店に行こう。その店とは、立ち食いの「餃子の王将」。昨秋にリニューアルしたアキバ駅のアトレにできた店舗である。まずは、「餃子の王将」が立ち食いだってことに驚く。そんな業態、かつてあったか。いや、「日高屋」は立ち飲みの店を作った。けれど、それを逆手にとって、「王将」は立ち食い店舗とした。
驚きその2。
「餃子の王将」にカレーのメニューがあるという点。しかも、この「坦々カレー」なるメニューは限定ものでどこの店舗にもあるわけではないらしい。ネットによると、高田馬場にあるだとか京都や奈良の店舗にあるとかの情報が掲載されている。てっきり、自分はレギュラーメニューなのだと思っていた。アキバの立ち食い王将にあるのを知っていたからね。
その「坦々カレー」(638円)。担々麺的な挽肉、辣油がどさっとのっかっているとおもいきや、そのカレーの海は極めて凪だった。
一体、辣油や山椒、花椒にまみれた挽肉などの餡は果たしてどこに。
結論からいうと、坦々の意味は最後まで分からなかった。若干の挽肉は入っていたものの、辣油、山椒、花椒は皆無。これが果たして「坦々カレー」なるものなのか、疑問が残った。だが、604円という安価さ、味は悪くないカレーだったので、不満はない。けれど、年に1度の「カレーの日」、もう少しドラマティックなカレーとの邂逅があってもいいのではないかと思ったのも事実。
けれど、立ち食いの王将でカレーを食べるというのもなかなか刺激的。今回はそれだけで十分じゃないかと言い聞かせて店を後にした。
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