goo blog サービス終了のお知らせ 

「BBB」

BASEBALL馬鹿 BLOG

居酒屋さすらい 1295 - 僅か200円の「がめ煮」が旨すぎるよ - 「立ち飲み 角屋」(福岡市中央区天神)

2018-03-07 19:24:05 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋
「よかたい」に物足りなさを感じ、ボクはもう1軒行くために、博多の立ち飲み情報をネット検索した。すると、わりかし近いところに一軒の立ち飲みが見つかった。フライトまで、あと3時間。なんとか行けそうだ。店の名前は「角屋」。「かどや」と読むのか、それとも「かくや」というのか、判然としない。
地下鉄に乗って最寄り駅で下車をし、地上に出ると見事に雨が降っていた。駅から数分歩かなければならず、難儀だった。
 
幸いなことに店はすぐに見つかった。思っていたよりも広い。客エリアだけで15坪はあるだろうか。もちろん、フルスタンディングである。
支払いは食券式。食券を購入して窓口へ。注文と肴を出す窓口は別々である。
 
店は「よかたい」に比べて、ひなびていた。「よかたい」がバル系ならば、「角屋」は食堂系である。レジの横に、大きな保冷機があり、肴がすらりと並んでいる。そこであれこれ肴を選べるのだろう。店の雰囲気はひなびていたが、ボクは断然こっちの方が好きだった。数人のおばちゃんらが働いている。
 
さぁ、何にしようか。
刺身各種(350円)、「たこぶつ」(350円)、「肉じゃが」(350円)、「おばいけ」(250円)などなど、素材を活かした肴が盛り沢山。なんとも魅力的ではないか。

 
九州は焼酎!九州北部なら麦焼酎だろう。ボクは「焼酎むぎ 小瓶」(470円)と「チャーシュー」の食券を購入した。あぁ、これでゆったり飲める。
 

ボクは騒がしい店は苦手である。混んでいるから喧騒があるわけではないし、騒がしいからグルーヴがあるわけでもないと思う。混雑していても心地よい店はまれにある。そうした店には共通した通奏低音が流れている。「よかたい」は喧騒系だった。だから、ちょっと居心地が悪かったのかもしれない。「角屋」のリズムは静かだった。いや、声が大きいおじさんはいるのだが、それはほとんど苦にならない。いい感じだ。
 
「チャーシュー」は甘ダレがかかり、柔らかくてうまい。この甘ダレは一見、焼酎には合わないだろうと踏んでいたが、そうではなかった。意外にもうまい。酒も進む、進む。
 
さて、もう一品頼むか。熟考に熟考を重ねて選んだのは、「博多がめ煮」。郷土料理であることは間違いないが、果たしてなんだろう。たった200円だし、しかも、立ち飲みで郷土料理というのもなんともオツだ。「がめ煮」の食券を窓口に提出して、出てきた料理は、なんてことはない。「筑前煮」だった。これが、なんともうまかった。さすが本場の味。甘過ぎず、辛すぎず、絶妙なバランス。これで200円は安い。いや、安すぎる。

 
滞在時間僅か30分。使ったお金1,000円強。それでも内容は「よかたい」よりも濃い。かなり満足だ。〆にとんこつラーメンでも食べたかったが、フライト時間が迫ってきた。おとなしく空港に向かおう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カレーさすらひ 029 - スペシ... | トップ | 居酒屋さすらい 1296 - 刺身... »

コメントを投稿