居酒屋さすらい 1836 - 嫌な予感がする 「祭居酒屋 はっぴ」（八王子市南大沢）

南大沢で仕事を終えて自由の身に。この日は気温も高かったから、ちょっと喉を湿らせて帰ろうか。

アウトレットモールで有名な南大沢は駅前も賑わっていたが立ち飲みはないなと思った。長年の勘である。仕方ない。スマホで酒場を検索してどこかの店に落ち着こう。すると「はっぴ」という店が営っているという情報がヒットした。時刻は15時過ぎ、この際なんでもいいやと思って行ってみると、その店「はっぴ」はなんかもうチェーン店みたいな感じのお店。

とにかくなんだか、嫌な予感がする。まるで「スターウォーズ」のようにその言葉が口をついて出てきた。

店内に入ったら嫌な予感は増幅した。店内にお客さんが誰もいなかったから。しかも店員さんすら出てこない。この時点で店から出ればよかったのだがビールの誘惑が自分の嗅覚を鈍らせた。店頭に「ハッピーアワー」の告知が貼ってあり、どうやら生ビールが220円で飲めるらしいのだ。この日は暑かったし。その220円のビールに釣られてしまった。

カウンターに座り「生ビール」を注文したんだけど、この時も嫌な予感が更に拡大した。店内が暗いのだ。故意に照明を落として暗さを演出している訳ではないと思う。雰囲気も暗いし、ライティングも悪い。もしかすると早い時間はお客さんも少ないから照明を使わないようにしてるのかも。

出てきた「生ビール」はモルツだったし、何よりも分からなかったのが不思議な桶。

古びて薄汚れた桶に巨大な海老せんとディップらしきものが入っていた。

多分、お通しだろう。これはせっかく220円でビールにありついたものの結局高くつくパターンだな。これはもうとっとと退散するのがいい。

嫌な予感は当たった。

「チャージ料」410円。

しかも「生ビール」220円は税別。結局、220円のビールに釣られて、その3倍の金を払わされることに。

祭居酒屋だけに、後の祭りとなりやした。