「大統領」を出て、さぁ〆ようと思った。「光栄軒」は月曜日だからお休みである。一方上野には適当な町中華はない。「珍珍軒」は飲み物が少ないし、そもそも騒がしい。「珍満」は飲み物が豊富だが、御徒町まで歩きたくない。なら、あそこか。東十条の「香港亭」。ただ営っているかは分からない。というのも、このコロナ禍で営業がまちまちになっている。通りかかると営ってない日がよく目についたのだ。
電車に乗って東十条下車。北口を山側へ。階段に出て見上げる。お店に電灯が点いていた!
営ってる!
お店にお客さんは誰もいなかった。以前、チャイナドレスの時もあったが小姐だが、普段着で迎えてくれた。けれど、もう自分のことは覚えていないようだった。仕方ない。前回訪問から一年のブランクがあるのだから。
席にすわり、「ホッピー」白。この日、2ラウンド目。
つまみはどうしようかな。いつもなら「ピータン」をチョイスするが、今夜はちょっと変えたい。というのもお客さんが少ない店での「ピータン」はちょっと怖いからだ。
「豆苗炒め」からスタート。
胡麻油がいい感じ、豆苗はシャキシャキでうまい。
このお店の旦那と小姐は夫婦なのだろうか。いつも大きな声で怒鳴り合っている。怒鳴っているというのは言い過ぎか。中国の人らの会話は概ね、こんな調子である。
何気に背後の壁メニューを眺めたら、「紹興酒」ボトルがなんと800円との表示。え?そっちの方が良かったじゃん。このキャンペーンみたいなの、まだ続くみたいだから、次回はそれにしようっと。
やがて一人のお客さんが入ってきた。ネイティブの中国語を話しオーダーした。自分がお店で過ごした間の唯一他のお客さんだった。
〆は「炒飯」にしようと決めていたが直前でやめた。「あんかけ焼きそば」を食べたくなったのだ。
どうもジャンさんと飲んでから、焼きそばに引っ張られている。もし、中華界にスターウォーズ的な世界観があるならば、自分はフライドライスサイドからフライドヌードルサイドにいってしまったのかもしれない。
「あんかけ焼きそば」うまし。
結局この日、「ホッピー」白、2本。「ナカ」×6杯。
取材が楽しかったから、ついついたくさん飲ってしまった。
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