
日本広しといえどもお地蔵様が鎮座している銭湯もないのではないか。
その名も「地蔵湯」。
場所は北区東十条だ。

東十条の「見守り地蔵尊」(写真)の通り沿い、銘菓「黒松」を販売する「草月」さんの店舗の近所にお地蔵さんがちょこんといらっしゃる。
とにかく、気を付けて見ていなければ見過ごしてしまいそうな小さなお地蔵さんである。
どうやら、このお地蔵様、巣鴨の「とげ抜き地蔵尊」より分尊したというお地蔵様だという。
だが、「見守り地蔵尊」には地域の方々がひっきりなしに訪れるが、この「地蔵湯」のお地蔵さんにはあまり人が訪れている気配がない。
さて、「地蔵湯」について、記憶の糸を手繰ってもさっぱりどんなお風呂だったか思い出せない。脱衣所、浴場、そして浴槽にその頭上のペンキ絵。どんな雰囲気だったのか、番台のオヤジさんがどんな人で、どんな会話をしたのか、全くもって記憶にないのだ。
恐らく、至極オーソドックスなスタイルの銭湯であったのだろう。
決して浴場に後光が射していたわけでもなかったが、お湯にはしっかりとご利益がありそうな気がして、とても気持ちがよかった。
入浴した日はあいにくの雨。
でも、お地蔵様は傘もささずに佇んでいる。
ふと、わたしがさしている傘をかけてあげようか、などと思ったが、お地蔵様の頭上にはしっかりと屋根があり、雨に困っていない様子。
でも、つい見返りを期待して傘をかけてしまおうか本気で悩んだわたしは、昔話でいうところの強欲な爺なのであった。
その名も「地蔵湯」。
場所は北区東十条だ。

東十条の「見守り地蔵尊」(写真)の通り沿い、銘菓「黒松」を販売する「草月」さんの店舗の近所にお地蔵さんがちょこんといらっしゃる。
とにかく、気を付けて見ていなければ見過ごしてしまいそうな小さなお地蔵さんである。
どうやら、このお地蔵様、巣鴨の「とげ抜き地蔵尊」より分尊したというお地蔵様だという。
だが、「見守り地蔵尊」には地域の方々がひっきりなしに訪れるが、この「地蔵湯」のお地蔵さんにはあまり人が訪れている気配がない。
さて、「地蔵湯」について、記憶の糸を手繰ってもさっぱりどんなお風呂だったか思い出せない。脱衣所、浴場、そして浴槽にその頭上のペンキ絵。どんな雰囲気だったのか、番台のオヤジさんがどんな人で、どんな会話をしたのか、全くもって記憶にないのだ。
恐らく、至極オーソドックスなスタイルの銭湯であったのだろう。
決して浴場に後光が射していたわけでもなかったが、お湯にはしっかりとご利益がありそうな気がして、とても気持ちがよかった。
入浴した日はあいにくの雨。
でも、お地蔵様は傘もささずに佇んでいる。
ふと、わたしがさしている傘をかけてあげようか、などと思ったが、お地蔵様の頭上にはしっかりと屋根があり、雨に困っていない様子。
でも、つい見返りを期待して傘をかけてしまおうか本気で悩んだわたしは、昔話でいうところの強欲な爺なのであった。
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