シャワーを浴びたら、俄然体が怠くなった。
そして椅子に座って、呟いてみる。
「燃え尽きた」。
「まっ白な灰に」
一度言ってみたかったんだ。
そうは言っても腹は減るし、なんか飲みたい。
そろそろ「いかり屋」に行くか。
痛い足を引きずって、ホテルから徒歩30秒の「いかり屋」へ。
時刻は17:40。
外から店内の様子が見えるが、既にだいぶお客さんが入ってそう。
マジか。今日、日曜日なのに。
お店の前には船の碇。だから、「いかり屋」か。
これまでの人生、2人のいかりやさんと関わったことがある。音楽の仕事をやめて、しょーもない仕事に就いていた時、同僚に「碇屋」さんがいた。この人は後に所長と結婚して姓が変わった。
もう一人は「怒谷」さん。自分が勤めていた会社では、この人をアンガーバレーと呼んでいた。
はてさて、店内に入るとかろうじて一つだけテーブルが空いていた。小上がりはもう満席。日曜日の早い時間なのに、ちょっと信じられない。この後も続々とお客さんが入ってくるが、数組は断られていた。
危ない、危ない。
さて、昨夜にキープしてもらっていた泡盛のボトルを出してもらう。
今日はもう存分に飲めるぞ。
まずは、チャンプルー。昨夜はゴーヤーにしたから、今日は気分を変えて、「フーチャンプルー」にした。
ところが、これがちょっと失敗。車麩が甘くてあまりおいしくなかった。
チャンプルーといえば、ゴーヤーの苦みだが、甘いとまるで別物。
気を取り直して、「ジーマーミ豆腐」をオーダー。
ところが、これも失敗。やはり甘いのだ。落花生テイストで豆腐がもちもちしている。うわ、これスイーツじゃないの? っていう甘さ。確か450円くらいで安価だったからつい頼んじゃったんだけど、これならあと300円出して、刺身にすればよかったと激しく後悔。
自分の前の列のテーブルに座っているお父さん。多分常連さんだと思うのだが、泡盛と刺身で一杯飲ってる。渋い。
小上がりの客らは、かなり騒がしく、これには参った。そのうちカチャーシーでも踊りだすんじゃないかと思うほど。
昨日お店を切り盛りしていた寺島進さんに似た店員さんはいない。日焼けしたいかにも海の男である。
疲れているせいか、それとも料理のチョイスに失敗したからか、泡盛はそれほどすすまなかった。濃い目に5杯飲んだが、それでも余った。
〆は今夜も「沖縄そば」。
これはやっぱ、うまし。
そして塩分強し。この日相当塩分を排出したにもかかわらず、そう感じるのだから、相当なものかも。
でもなんだかんだでお腹いっぱい。
一人打ち上げはこれにて終了。
今夜はもう帰って寝るとするかな。
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