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居酒屋さすらひ 2156 - 次いってみよー - 「いかり屋」(那覇市前島)

2024-12-13 21:43:20 | 居酒屋さすらい ◆地方版

シャワーを浴びたら、俄然体が怠くなった。

そして椅子に座って、呟いてみる。

「燃え尽きた」。

「まっ白な灰に」

一度言ってみたかったんだ。

そうは言っても腹は減るし、なんか飲みたい。

そろそろ「いかり屋」に行くか。

痛い足を引きずって、ホテルから徒歩30秒の「いかり屋」へ。

時刻は17:40。

外から店内の様子が見えるが、既にだいぶお客さんが入ってそう。

マジか。今日、日曜日なのに。

お店の前には船の碇。だから、「いかり屋」か。

これまでの人生、2人のいかりやさんと関わったことがある。音楽の仕事をやめて、しょーもない仕事に就いていた時、同僚に「碇屋」さんがいた。この人は後に所長と結婚して姓が変わった。

もう一人は「怒谷」さん。自分が勤めていた会社では、この人をアンガーバレーと呼んでいた。

はてさて、店内に入るとかろうじて一つだけテーブルが空いていた。小上がりはもう満席。日曜日の早い時間なのに、ちょっと信じられない。この後も続々とお客さんが入ってくるが、数組は断られていた。

危ない、危ない。

さて、昨夜にキープしてもらっていた泡盛のボトルを出してもらう。

今日はもう存分に飲めるぞ。

まずは、チャンプルー。昨夜はゴーヤーにしたから、今日は気分を変えて、「フーチャンプルー」にした。

ところが、これがちょっと失敗。車麩が甘くてあまりおいしくなかった。

チャンプルーといえば、ゴーヤーの苦みだが、甘いとまるで別物。

気を取り直して、「ジーマーミ豆腐」をオーダー。

ところが、これも失敗。やはり甘いのだ。落花生テイストで豆腐がもちもちしている。うわ、これスイーツじゃないの? っていう甘さ。確か450円くらいで安価だったからつい頼んじゃったんだけど、これならあと300円出して、刺身にすればよかったと激しく後悔。

自分の前の列のテーブルに座っているお父さん。多分常連さんだと思うのだが、泡盛と刺身で一杯飲ってる。渋い。

小上がりの客らは、かなり騒がしく、これには参った。そのうちカチャーシーでも踊りだすんじゃないかと思うほど。

昨日お店を切り盛りしていた寺島進さんに似た店員さんはいない。日焼けしたいかにも海の男である。

疲れているせいか、それとも料理のチョイスに失敗したからか、泡盛はそれほどすすまなかった。濃い目に5杯飲んだが、それでも余った。

〆は今夜も「沖縄そば」。

これはやっぱ、うまし。

そして塩分強し。この日相当塩分を排出したにもかかわらず、そう感じるのだから、相当なものかも。

でもなんだかんだでお腹いっぱい。

一人打ち上げはこれにて終了。

今夜はもう帰って寝るとするかな。

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