
友人MJから京都に転勤になるという連絡を貰ったのが、4月の中旬。
「飲もうぜ」って言っていたのに、結局彼と会ったのは、いよいよ京都に向かう前々日。
オレは約束の地、新橋へ向かった。
MJとはいつも時間が合わなかった。
日本を代表する超一流企業に勤める彼は仕事ジャンキー。
そのため、彼は仕事を終えるのが早くても9時。
ライフスタイルが合わないオレと彼が酒席を共にするのは年に2回くらいなもの。
このため、6時半に仕事を終えたオレは、とりあえず立ち飲み屋で連絡を待つことにした。
目指す店はニュー新橋ビルの1階にある「立ち呑み蕎麦 魚沼や」だ。
以前、店の目の前を通ったときから気にかけていた店。
名前の通り、立ち食い蕎麦屋と立ち飲み屋の二面性を兼ね備えている。
昼は蕎麦、夜は飲み屋、にそれぞれ比重が置かれて営業されるという。
ニュー新橋ビルの中からも入れるし、ビル西側の面に出入口があつらえており、 そこからも出入は可能だ。
ちなみに、わたしは外側から入った。時刻は7時前。
店内には2人の男がそれぞれ一人で飲んでいた。
金曜のこの時間にしては、少し寂しい客の入りだ。
オレはカウンターに陣取った。
この店は、鰻の寝床のように細長いのだが、カウンターの背後には2人用の小さなテーブルが幾つか置いてある。そのテーブルの頭上には、大きなテレビが吊り下げられているのだ。
カウンター越しに向こうの厨房にいるおじさんの店員に生ビールを頼んだ。すると、おじさんは冷蔵庫の中からカチカチに凍ったジョッキを出してきて、サーバーからビールを注いだ。案の定キンキンの生ビールが運ばれてきた。
ビールはサッポロ。
早速口をつけてみる。
やはり、冷えすぎだ。
冷えすぎっていうのも、またこれはこれで困る。
せっかくのビールの味が伝わってこないのだ。
ビールの適温は4~5℃。
この店の凍ったジョッキはそれ以下にビールの温度を下げさせていることだろう。
ちなみに支払いは会計制である。
つまみには、ポテトサラダと冷奴を貰った。
共に150円。
ポテトサラダの量は100gくらい。奴のほうは1丁の8分の1といったところだろうか。
ポテトサラダはもしかすると業務用のそれかもしれない。少し、味がベタつき、手作りのような瑞々しさは感じられない。
一方の冷奴は豆腐に万能ネギと鰹節がかけられた、非常にシンプルなものだった。
厨房には、おじさん2人が働いていた。
いずれもいい歳をしたおじさんだ。
黙々とそれぞれの仕事をこなしている。
立ち飲みといえども、店の造りは立ち食いの蕎麦屋のもの。カウンターと厨房の間には、厨房機器のような仕切りがあり、その距離を遠いものにしている。そのため、フランクに話しはできない。
それでも、なんとか厨房を覗いてみる。
あまり、きれいに使っている風ではなかった。
客側の空間も少し埃っぽい感じ。
雑然とした雰囲気で清潔感はない。
さて、「もり」を貰って、店を出るか、という段になってMJからメールが来た。
「もり」は頼まず、お勘定してもらい、店を出た。
いよいよMJが登場するかと、思いきや、メールの内容は「もう少しかかりそう。もうちょっと待ってて」。
ガクっ!
ちなみに店名の由来は分からず、お店のキャッチフレーズに「八海山と蕎麦」とあることから、新潟県に由来することはまちがいないようだ。
仕方ない、もう1軒行って時間潰すか。
これが、熊猫史上初となる1日3軒のハシゴ酒の始まりであった。
「飲もうぜ」って言っていたのに、結局彼と会ったのは、いよいよ京都に向かう前々日。
オレは約束の地、新橋へ向かった。
MJとはいつも時間が合わなかった。
日本を代表する超一流企業に勤める彼は仕事ジャンキー。
そのため、彼は仕事を終えるのが早くても9時。
ライフスタイルが合わないオレと彼が酒席を共にするのは年に2回くらいなもの。
このため、6時半に仕事を終えたオレは、とりあえず立ち飲み屋で連絡を待つことにした。
目指す店はニュー新橋ビルの1階にある「立ち呑み蕎麦 魚沼や」だ。
以前、店の目の前を通ったときから気にかけていた店。
名前の通り、立ち食い蕎麦屋と立ち飲み屋の二面性を兼ね備えている。
昼は蕎麦、夜は飲み屋、にそれぞれ比重が置かれて営業されるという。
ニュー新橋ビルの中からも入れるし、ビル西側の面に出入口があつらえており、 そこからも出入は可能だ。
ちなみに、わたしは外側から入った。時刻は7時前。
店内には2人の男がそれぞれ一人で飲んでいた。
金曜のこの時間にしては、少し寂しい客の入りだ。
オレはカウンターに陣取った。
この店は、鰻の寝床のように細長いのだが、カウンターの背後には2人用の小さなテーブルが幾つか置いてある。そのテーブルの頭上には、大きなテレビが吊り下げられているのだ。
カウンター越しに向こうの厨房にいるおじさんの店員に生ビールを頼んだ。すると、おじさんは冷蔵庫の中からカチカチに凍ったジョッキを出してきて、サーバーからビールを注いだ。案の定キンキンの生ビールが運ばれてきた。
ビールはサッポロ。
早速口をつけてみる。
やはり、冷えすぎだ。
冷えすぎっていうのも、またこれはこれで困る。
せっかくのビールの味が伝わってこないのだ。
ビールの適温は4~5℃。
この店の凍ったジョッキはそれ以下にビールの温度を下げさせていることだろう。
ちなみに支払いは会計制である。
つまみには、ポテトサラダと冷奴を貰った。
共に150円。
ポテトサラダの量は100gくらい。奴のほうは1丁の8分の1といったところだろうか。
ポテトサラダはもしかすると業務用のそれかもしれない。少し、味がベタつき、手作りのような瑞々しさは感じられない。
一方の冷奴は豆腐に万能ネギと鰹節がかけられた、非常にシンプルなものだった。
厨房には、おじさん2人が働いていた。
いずれもいい歳をしたおじさんだ。
黙々とそれぞれの仕事をこなしている。
立ち飲みといえども、店の造りは立ち食いの蕎麦屋のもの。カウンターと厨房の間には、厨房機器のような仕切りがあり、その距離を遠いものにしている。そのため、フランクに話しはできない。
それでも、なんとか厨房を覗いてみる。
あまり、きれいに使っている風ではなかった。
客側の空間も少し埃っぽい感じ。
雑然とした雰囲気で清潔感はない。
さて、「もり」を貰って、店を出るか、という段になってMJからメールが来た。
「もり」は頼まず、お勘定してもらい、店を出た。
いよいよMJが登場するかと、思いきや、メールの内容は「もう少しかかりそう。もうちょっと待ってて」。
ガクっ!
ちなみに店名の由来は分からず、お店のキャッチフレーズに「八海山と蕎麦」とあることから、新潟県に由来することはまちがいないようだ。
仕方ない、もう1軒行って時間潰すか。
これが、熊猫史上初となる1日3軒のハシゴ酒の始まりであった。
この日、三軒目の「まこちゃん」はかなり厳しかったもん。
ところで、怪鳥がこの店に入ったとき、蕎麦食べた。
もし食べたのなら蕎麦の感想をお願いします。