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羽田の新名所、羽田イノベーションシティ。新名所といっても2020年の開業たが、コロナで半分忘れさられそうになっている。今回、天空橋で下車したのは、この新スポットにも行ってみたかったからである。自動運転バスが走り、水素ステーションやロボティクスの研究施設など、最先端技術が集積しているらしい。建物に入り、屋上を目指す。まずは足湯から。スカイデッキと呼ばれる場所に足湯が設置されているという。
実際にそこまで上がってみると、その眺望が素晴らしかった。空港を一望でき、遥か向こうの管制塔まで見える。A滑走路とB滑走路を離着陸する飛行機を眺めながらの足湯は、まさに絶好のリラクセーションだ。
空港に来て、離陸する飛行機を眺めていると、決まってこの歌が心の中に流れ始める。
浜田省吾さんの「ひとりぼっちのクリスマスイブ」。
10代の頃に、この曲をよく聴いたのは、多分自分が成田空港でアルバイトしていたことと無関係ではないと思う。結果的に自分も彼女にフラれて、24歳でまた成田空港でアルバイトしたし。ただ、あの頃聴いた印象と今とでは、曲の感じ方がちょっと違う。
〽︎あの娘を乗せた翼、夜空へ消えてく
付き合っている彼女のことを、あの娘なんていうかなぁ。もしかしたら援交か? いやパパ活か? と思うけど。その娘は、ニューヨークにいる妹と一緒に暮らすために飛行機に搭乗する訳だから、ある程度歳のいった女性だろうことは間違いない。ただ、「あの娘」なんて普段から思っているから、愛想尽かされたのではとも考えられる。
ニューヨークへ行く飛行機が直行便かどうかは分からないが、恐らく彼らがいる空港は成田だろう。
〽︎空港の駐車場、もう人影もない
当時、成田空港の利用客用の駐車場は一つしかなかった。ただ、そこからは離陸する飛行機は見えない。彼はどこからか飛び立つ機影を見て、暗い駐車場に降りてきたのだろうか。
足湯に浸かりながら、飛び立つ飛行機を見て、そんなことを思った。きっと、あの飛行機に乗る多くの人にも、それぞれのドラマがあるに違いない。
この日は気温が高かったが、それでも足湯は気持ちよく、久しぶりにリラックスした気分に浸れた。家の近所にこんなスポットがあったら、毎日でも来るのに。
さて、軽く汗をかいたから、もう一杯ビールでも飲むかー。
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