かみさんが池袋に行くというので、シュークリームを頼んだ。すると、かみさんが買ってきたのが「ポンプ・エシレ」。例のエシレバターを使った人気スイーツだ。個人的には、オーソドックスな皮がふにゃふにゃした安っぽいシュークリームの方が好みで、確か、池袋の地下街に「ビアードパパ」があったはずだが、やはりわざわざ西武の高級店で買ってくれたのだった。
このスイーツ、以前もいただいたが、どうもシュークリームとは思えない味わいだった。皮が固いのである。サクッとした食感がどうにもシュークリームっぽくない。この生地をビスキュイという。昭和世代には馴染みのないものである。ただ、子どもが小学生の頃、給食の献立表を冷蔵庫に貼っていたが、「ビスキュイパン」なるものが頻繁に出てきた。娘に、「ビスキュイパンて何?」ときいても、ちっとも説明が分からなかった。ただ、「ビスキュイパン」はかなりの人気メニューだったようだ。今こうして食べてみると、ようやく「ビスキュイ」というものが分かった。
その「ポンプ・エシレ」は、更に本体が割れていて、そこからクリームが顔を出しているように見える。皮を被っていないのだ。だから見た目もシュークリームっぽくない。やっぱりシュークリームは皮がふにゃっとしているふにゃちんの方がいい。
けれど、今回久しぶりに「ポンプ・エシレ」を食べてみて、前回抱いた違和感がなかった。もっというと、おいしく感じたのである。何よりもクリームがいい。シュークリームにありがちなバニラではなく、生クリームのような軽さで、しつこくない。これはいい感じ。
ただし、やはりこれはシュークリームとは一線を画すような気がする。1個、508円。手軽に買える代物ではないけれど、いつもお店には行列ができている。
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