
久しぶりに新橋で仕事が終わった。今宵は新橋の立ち飲みを探してみようか。
まずは烏森を歩いてみる。くまなく歩いたが、新店は見つけられなかった。強いて言えば、「馬力」の隣に立ち食い寿司を発見した程度。とりあえず、この店は保険としてとっておくか。
駅前ビルもチェックしておきたいが、その前に烏森神社周辺も見ておくか。すると、神社裏手の小路に一軒、ニューフェイスの立ち飲みを見つけた。
「STAND BY Mi」というお店。
シャレオツ系だ。あまり気が進まないお店だったが、とりあえず入ってみた。ワイン系のバルは高くて、お腹いっぱいなならず、好きではないのだ。
入口手前と奥にテーブルがある、座飲みと立ち飲みのハイブリッドのお店。メインは立ち飲みだが、そのカウンターも椅子を希望すれば、出して貰える仕組み。
箸やお手拭き、小皿などはカウンターに備え付けられている引き出しに入っている模様。メニューは黒板にも書かれているし、紙ベースのメニューも備えられている。
カウンターにポジショニングして、まず思ったのはワインメインの店に、ちょっとしたがっかり感。気取って飲むより、がぶがぶ酒を飲みたい。ただ、このちょっと小洒落たお店がどういうものか、せっかくお店に入ったのだから、しっかり楽しみたいとも思う。
一番人気の飲みものが、「大人のすっきりファンタぶどう」(480円)らしい。一見するとジュースかと思ったが、どうやらお酒とのこと。まずは、それからいってみるか。
一杯480円は決して安価ではなく、出てきた量もグラスで一杯。ただ、味もアルコールの濃さも悪くはないし、それなりにおいしい。つまみは妥当なところで、「おまかせ3点盛り」(700円)にした。ただ、値段は決して安くはない。その前にプリンのようなマンゴーゼリーのようなものが出てきた。てっきり、「おまかせ3点盛り」のうちの一つかと思っていた。しかし、このデザートみたいなつまみはどうなんだ。その不思議なあてはにんじんのムースのようだった。
やがて、3点盛りが出てきて、気がついた。さっきのキャロットムースはお通しだったのだと。
その3点盛りもまたなかなか凝った内訳だった。
レバームース、ベースになっているのは南部煎餅。「トマトトマトトマト」と呼ばれるフルーツトマト。品種は愛媛の「あまえぎみ」らしい。オリーブオイルとディルでいただく。そして、「うなぎパイ」。スナックのパイの上に本物のうなぎを載せた一品。実は、全てうまい。遊び心も満載だ。
2杯目は「烏森ハイボール」(580円)に切り替えた。麦焼酎ベースのハイボールらしい。これも洋酒っぽいフレーバーで、ハイボールというより、カクテルのようなテイストだった。飲み物もつまみも断然うまい。立ち飲みもとうとうここまで昇華したかと思わず唸った。
隣の御仁もしきりにお店の人と話しているが、気になるフレーズが何回も聞こえてくる。
「立ち飲みなのに」。
要するに、立ち飲みなのに本格的なあてがある、と言いたいようだ。いや、それはもう立ち飲みには失礼な話しだ。今、立ち飲みはまた新たな時代を迎えようとしている。先日の「イエロ」だって、もはや立ち飲みの範疇を超えて。
立ち飲みの3rdウェーブ。そう、立ち飲み3.0の時代に入ったのだ。
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