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蕎麦屋さすらい166 - 変わりゆく浜松町駅 - 「大江戸そば 浜松町店」(港区海岸)の「かき揚げそば」

2024-12-04 09:03:00 | 蕎麦屋さすらい

1997年5月から浜松町に通勤していた。1年半後に会社は蒲田に越したので、ごく短い間だったが、思い入れのある地である。浜松町駅の南側出口は階段を昇り、改札を出ると右側の貿易センタービルに行く人と真っ直ぐ行く人に別れた。真っ直ぐ行った人は、突き当たりで左側の通路に行く人と斜め右の金杉橋口の階段を降りる人に分かれた。その突き当たりの手前に「大江戸そば」がある。確か1998年当時もそこにあったと思う。ものすごく狭い店舗である。その当時も何回か入ったことがある。(「蕎麦屋さすらい」未収録)

金杉橋口は登り降り各一列しか通れない狭い階段だった。当然エスカレーターなどない。自分はその金杉橋口を使って会社に通っていた。

その金杉橋口が数年前に取り壊された。

代わって出来た駅出口は貿易センタービル南館に吸収された。エスカレーターもできて利便性はよくなった。ちなみに貿易センタービルの本館にはラッフルズホテルが進出してくるらしい。残念ながら東京會館ではないらしい。

昨日、モノレールからJRに乗り換えた際、浜松町駅のあまりの変わりように驚いた。モノレールの改札の場所も動いていたし、その改札を出るとすぐ京浜東北線のホームに降りられるエスカレーターがあったが、それらはなくなり、通路が延伸していた。その先の階段を降りると、随分と駅の先端に出てしまい、京浜東北線に乗るには戻らなくてはいけない。これは不便になったなと思った。多分、これが駅の完成形ではないにせよ。なんだかもどかしい。

そして昔あった階段は今いずこ。その階段スペースを使い、ホーム上に「あじさい蕎麦」があったっけ。ただ、浜松町駅がいくら変わろうとも「大江戸そば」は変わらない。変わったのは値段くらいか。

タチパネにて「かき揚げそば」をオン。

ただ、店内は混んでいて、しばしポジションが空くのを待たなければならない。数分後、場所が空いて、ようやくチケットを提出。さらに数分待ち、出てきた「かき揚げそば」は黒い丼にまん丸のかき揚げがオン。そばが見える範囲は僅かで、かき揚げの大きさを物語る。

一口すすって、うん。

うまいな。

浜松町で働いていた当時、自分はまだ駆け出しの記者だった。この駅そばを頻繁に食べたのは浜松町駅だったし、初めて立ち飲み屋に入ったのも芝大門の店。

変わり続ける浜松町駅。自分も変わり続けているけど、「大江戸そば」は変わらない。だから、時々ここに寄れば、またあの頃の自分を確認することができる。

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