雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

3枚流れりゃ1時間がパア。(M51子持ち銀河)

2017年04月14日 | 天体写真(系外銀河)
いろいろと忙しくて、2日夜に撮った残りの一タイトルの画像処理がやっと終わりました。
本来はレデューサ無しのVC200L(f=1,800mm)で撮る対象だったのですが、
あまりいい空でなかったため レデューサを付けてf=1,278mmにして撮影しました。
結果的には想定外のガイドエラーが発生したため長焦点では無理でした。

M51 子持ち銀河 (りょうけん座)
(  画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます  )
(  が北の方角 )
撮影DATA: 2017/4/ 3am 01:39’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 20分 × 6枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 6℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7

本当は薄明開始まで8枚撮ったのですが、もう完璧になったはずのガイドが・・
( クリックで等倍トリミング画像を表示 )
1枚20分もの長時間露光になると 雲の通過によるガイド星ロストなども考えられるので
1枚撮り終えるごとに確認するようにしているのですが、
星像の流れに気が付いたのは3枚目。
明らかに何か異常が発生していると結論付けたのは5枚目でした。
撮影を止めて点検してみたところ、
赤道儀のコントロールBOXのコードが三脚に付けた自作格納板に挟まっていました。
その時の状態を再現してみました
コード自体にはたるみもあり 本来はガイドに影響は出ないはずなのですが、
この夜は気温が0℃近くまで下がり、コードが硬くなっていました。
その硬いコードが回転してくる赤道儀を押し返していたようです。
挟まったコードを外して撮った6枚目以降は丸い星像になりました。

1枚目を撮影中のおりおんショットです。
( 画像クリックで星座名を表示します )
子持ち銀河は北斗七星の柄の部分のすぐ近くなのですが、おおぐま座ではなく りょうけん座になります

まだ満月を過ぎてまもないので、下弦の月の19日頃までこらえて待つしかありません。

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家内には念願だった改築計画が急ピッチで進んでいます。
1か月前にはリフォームの”リ”の字もなかったのに。
仮住まいの3か月間、天体写真の方はどうなるのでしょう?
いま我が家の桜は満開、他には水仙が咲いています

雲上くもがみ
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コメント (8)
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