雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ということで・・高感度・長時間露光やってみました M81 & M82

2017年03月03日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事 で、これまで適正露光の判断にしていたcanonD.P.Pのヒストグラムが
実は撮影時のカメラ設定を反映したものであるということにやっと気づきました。
これまではヒストグラムのピークが右寄りだと露光オーバーだと思っていたのですが
実際の受光レベルはずっと低く、まだ露光量を増やせるという結論に。

週間予報からこの新月期もあきらめていたのですが、2月ギリギリに星が顔を出しました。
27日 雲に挟まれているのですが 22時半ごろから星が見えだしました

そこで早速、これまでより高感度(ISO3200)で長時間露光20分)の検証をおこないました。
南中時刻からおおぐま座のM81M82VC200L+ レデューサ(F=1278mmF6.4)で。

 これまでならちょっと露光オーバーかな、と思うヒストグラムなのですが、
RAW画像の生(なま)の受光レベルで見ると・・
もっと露光時間を延ばした方が良いのかと思ってしまいます。

M81 & M82  (おおぐま座) 
(  画像クリックで 元画像の35%まで拡大表示できます  )
(  が北の方角 ) *3/3 15:45’ 再処理画像に差し替え
撮影DATA: 2017/2/28am 0:35’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 20分 × 6枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 4℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
均整のとれた渦巻銀河M81と 中央が爆発してるかのようなM82、最高のコンビです。

もう1タイトル撮りたかったため 総露光時間は2時間にとどまったのですが、
1枚の露光量が増えた結果 銀河部分の画像処理に余裕が出ました。
ただし、明るい星が飽和し始めて色を失いつつあります。
それとこの夜は透明度が悪かったせいもあるのですが、
高感度のISO 3200だと画像の荒れが気になりました。

裏出口付近で撮影中の様子です。
TAMRON ZOOM f17~f50㎜F2.8(f17mmF2.8) 30秒 × 5枚 ISO1600 LPS-P2 三脚固定撮影 kissDX(Fil改造)
透明度2.5~2.0(5段階評価)の空だったのですが、広角レンズでも存在だけは確認できます。

透明度は悪かったのですが翌28日夜も星は見え、2晩連続の徹夜になりました。
その画像処理を行っていたところ、外付けのハードディスクで深刻な事態が発生!
何が起きたかについては次回の記事で。

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去年のブログを見たら2月中ごろにはフキノトウの初物をいただいていました。
そこで毎年一番早く採れる場所にいってきました。
去年より少し遅く 天ぷらでいただきました。(上左)
我が家の裏のフキノトウも目覚めたようです。(上右)

雲上くもがみ
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コメント (6)
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