あすかびと&あそびいと

2006-07-11 15:18:24 | くるま


         



    
     明日香を訪れたのは5年前。
     柿が実っていた秋でした。
     
     今はちょうどこの歌のころでしょうか?
     といっても、万葉のころをイメージしてしまいますが、、、
     ですが、
     行ってみると、なんとなく、歌の意味がわかります。
     

     権力争いで血なまぐささがあり、
     謎の石造物や、仏教の伝承など、
     大和の国が成り立つころの不思議なところです。

     
     この、天の香具山は、
     曽我馬子の墓ではないかと言われている、
     石舞台古墳の向こうに見えます。

     真っ白いシャツを干してたら、
     洗剤のCMみたいになってしまいます。
     どんな服だったのでしょうね?
     小川で洗って干したのでしょうか?
     鬱陶しい梅雨で不快になってたであろう服も
     乾けば気持ちよく着れます。


     ただ、持統天皇(天武天皇の皇后、天武天皇の死後、即位)
     ですから、ご自分の服ではありません。

     
     白い衣は、たぶん、仕える人の服または庶民。
     ですが、庶民、農民が白い服を着ていたかは
     疑問ものこりますよね。

     万葉の季節は今とは違いますから、
     年が新しくなると春。
     夏というのは、もっと早い時期でしょうか?
     ですから、ここで言うは香具山の雪とか、
     白い花を見たてたとも言われているようで
     天武天皇のことを思っていたら、
     気がつけば春が終わり夏がきていた。
     
     と、いうところではないでしょうか。

     学校のテストではありませんから、
     解釈は人それぞれ想像しても良いのだと思います。

     そうすると、
     自分でも詠んでみたくなるのが、
     私の悪い癖。
     
     

     春過ぎて 夏待ちわびん イエローの

              幌開けはなち 阿蘇の山々

     
     


              お粗末 nose8

      なお、持統天皇の句は、百人一首の二番です。