30年前のF1マシン革命

2007-09-23 18:52:28 | モタスポ




     76年、F1界は、6輪マシンの話題で持ちきりだった。

     そのころ、テストカーが1台、ひそかに走っていた。

     その画期的な秘密は、、、

     F1界に大きなセンセーションを巻き起こした。

 


     


     
     JPS・LOTUS・78

     オーナー:コーリン・チャップマン

     マネージャー:ピーター・ウォー

     デザイナー:トニー・サウスゲート


     画期的な発見のきっかけは偶然だった。

     風洞実験中に、それまでは考えられない数値が出た。

     それは、偶然にもアンダーパネルの不備で、

     ボディから外れかけ下がってしまった事からだった。



     1977年、ウィングカーの登場である。



     それまでは、ダウンフォースを得るには、

     ノーズ、スポ慰ラー、ウィングなどによって 

     風圧で車体を押しつける方法だった。

     ところが、ロータス78は、

     ボディ自体が巨大なウィングとなっており、

     ボデイ下部と路面との間に負圧を発生させ、

     ボデイを吸い付かせる方法だった。

     このグランドエフェクト効果は、

     強力なダウンフォースを得ることができ、

     空気抵抗が増えないというメリットもあった。

     すぐにF1マシンは全てウイングカーになって行った。

     ウイングカーでないと勝てなくなったのである。



     6輪は、このウイングカーの登場とともに、
      
     影は薄くなってしまったということだ。