BP Ultimate Acropolis Rally of Greece
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いよいよ、悪路ポリス・デビューである。
シェイクダウンでの走りはまずまずで、
コーナリングも安定している様子。
ここに来て、1戦前倒しの投入ということは、
テストで、ニューマシンの方が、ポテンシャルが上!
ということだ。
本番の好結果がジャンボジェット!(機体が大きい)
マシンについてちょっと・・・
90年代始めのWRCマシンは、ちょっと大柄だった。
ダウンサイジングでレガシィから引き継いだインプレッサ、
1993に登場して依頼、改良し、使いつづけたシャシーは、
フォード、シトロエンに比べて、ショートホイルベースだ。
しかも、前後オーバーハングが大きい。
これは、ハンドリングに大きく影響する要素。
ショートホイールベースは、機敏なハンドリングをする、
反面、トラクション不足、高速での安定性に欠ける。
プジョー206などは短くて動きが良かったマシンだが、
デファレンシャル、サスペンションの性能が上がり、
「曲がる」ことが進化し、フォード、シトロエンの
新設計のマシンは、ロングホイルベースとなり、
スバルは、高速域で差をつけられていた。
今回、85mmも長くなりライバルのマシンと並んだ。
他には、インプレッサの特徴であるボンネットの・・・
エアインテークがなくなった。
インタークーラーへは、フロントグリルから導入する方式。
どうやら、ボンネットの裏側のダクトを通る仕組み、
空気抵抗の面ではメリットがある。
ミッションも新型になって、ドライブシャフトの位置が、
より前方になり、エンジン、ミッションが後退した。
15年ぶりの大変身のシャーシーは、どんな結果をもたらすのか?
単に、4ドアセダンから5ドアハッチバックへと、
見た目の違いより、なによりシャシーの違いに注目だ。
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さてラリー展望
アクロを制するものはWRCを制す
と、言われ続けてきた、ギリシャの悪路。
ローブは1度しか勝っていない。
マーカスがプジョー307の頃だ。
以来、2位までは行くのだが、あと1歩及ばない。
今年はどうか?
アクロの悪路は、ダスティだ。
先頭は、ロードスイーパーとなるのはまちがいない。
Day1は、ヒルボネン、ローブ、後金損の順。
ラトバラ、ソルド、ガリ、兄、弟、と続く。
ラトバラ、ソルド、ペタやんのタイムに注目だ。
しかし、無風で巻き上げた誇りが飛ばないと、
クリアーな時に走った者が有利になるし、
午後からのリピートでは、路面はよくなっている。
キーとなるのはタイヤか?
アクロの悪路の尖った岩がタイヤを痛め付ける。
ピレリのハードコンパウンドがグリップダウンする。
大量リードもパンクで脱落。
ギリシャの女神は誰に微笑むのか、楽しみだ。
(明日は、Day1のリポート)