栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

署名なしのメールを出す人

2006-11-24 09:05:11 | 視点
 以前HP内の「栗野的視点」で「Eメールのエチケット--初心者に多い失敗例」と題して、Eメールを出す時には必ず自分の署名を入れること、と書いたが、相変わらず署名なしのメールが届く。

 署名なしのメールは名前を名乗らず電話するようなもので、かけている本人は分かっているつもりだろうが、受けている方は誰からの電話か即座に分からない。
 電話を通した声は分かりにくいし、電話を受ける場所によって聞きにくかったり別の声に聞こえることなどはよくある。

 名乗らずに電話をかける人はまずいないと思うが、メールでは平気で署名なしで出す人がいる。
 つい先日もアドレス変更のメールが届いた。
それにも署名なしだから誰からのメールか即座に分からない。
しかも、アドレスを変更してくれという内容にもかかわらず、新しいアドレスが本文に書かれてない。
これでどうしてアドレスの変更ができるのだろうか。

 メールといえども手紙と同じで最低限のエチケットは必要だ。
まず旧メールアドレスを書き、
その下に新アドレスを書くのが当たり前だ。
そして最後に署名である。
これが最低限のルール。

 頻繁にメールのやり取りをしていない人は署名なしでも分かるはずと思っているかもしれないが、同じ名字の人はアドレス帳に何人も入っている。
例えば「いとう」という名字の人は伊藤、伊東を含め10人近い人がアドレス帳に入っている。

 エチケットはコミュニケーションを潤滑にする手だてである。
エチケット違反、マナー違反を平気でする人は人脈を失っていくことに気付かないのだろう。

無印良品から、新しい暮らし方の提案