栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

「長崎市長選は我々に何を教えたのか」に対する読者からの投稿(3)

2007-05-05 18:31:08 | 視点
 悪党面、善人面、間抜け面
人間自分以外はだいたいにおいて『面』でその人を判断するようです。顔の形とスタイルと声がよければこれはもう大体において善人。かてて加えて物静かな雰囲気ならもう尊敬に近いまなざしでその人を眺めるものです。
 最近?ではケネディーとニクソン。雄弁かつ二枚目のケネディーと訥弁でどちらかというと非善人顔のリチャードではテレビ写りのイメージでもう勝負は決まっているわけです。でも、顔で決めちゃいけませんよね。それに伸長でも。チビにはいい人が多いのですよ。

 世襲ということと遺志を継ぐということは結果として同じことなのですが前者は悪、後者は心しびれるという構図になるのもこの国の情緒主義を表して実に面白く不思議な感じがします。

 近頃、靖国の合祀問題が喧しくなっていますが、敗戦で腹を切ったのが特攻隊の生みの親の大西瀧治郎ぐらいしか思い浮かばないのもいささか不思議な気がします。

 かの立派な精神社会に生きた指導者のほとんどがデス バイ ハンギングでは天皇陛下のA級合祀への不快感も十分理解できます。

 いつの時代もそうですが、戦で死ぬのは若者。例外はありますが生きながらえて言い訳するのが指導者というのはごくごく普通に見られることです。

 話がそれましたが、世襲というのは私はけして悪いことではないと思います。なぜなら、親の仕事ぶりを見てその背中に感動して親のあとを襲うわけですから、これは素晴らしいことに違いないわけです。特に外務省などはそんな人ばっかりです。
加えて、大使館員は大使の奥さんが着物なら着物。それも同じものは二度と着てはいけないとなれば、キャリア外務官僚の奥さんには資産家の娘しかなれないとなるわけです。
 また話がそれました。
問題はその人の心がけ。矜持を持ってその仕事をやりたいのならそれだけで十分でしょう。
 待遇の問題も同じです。天下国家のために昼夜を分かたず、官僚に答弁者を書かせ、年に数日の休暇で』お仕事に没頭されるこの国の指導者に私は深い敬意を払います。議員宿舎など何ぼのものですか・・・。住みたかったら、住ましてやればいいじゃないですか。どうせ小川や鳩山や糸山英太郎はすまないのですから。

 最後に短絡な自分の価値観ですが、これは融通無碍のあなたの国より、ディベートと一神教のUステーツやアラブのほうがよっぽど変態だと私は思います。善人面の田上さんの勇気には敬意を表します。

 でも、伊藤さんのお嬢さんの『何じゃこりゃ!』はおいしくないですね。松田優作じゃあるまいし。

忍ぶ、耐えるは洋の東西を問わず支持されます。

たえチャン、忍ちゃん。そういえば近々はついぞこんな名前は見かけませんなあ。
栗さん。

きょうは回り道をしてみました。

 大衆を短い間だますことも、少衆を長い間だますこともできます。でも、大衆を長い間だますことはできないそうです。でも、この長い間が問題ですよね。わが国の旧軍は結構長い間国民をだましました。
わざとだまされていた節もありますが・・・。

 ちなみにわが父はB戦犯であります。憲兵で中国にいました。第38路軍に人をたくさんいじめました。
敗戦情報をいち早く知って、もてるだけの物資を持って民間人を見捨てて、列車で逃げました。もっとも、持ち逃げした荷物は全部逃げるための賄賂にとられたそうです。
彼はマダ生きていますが軍人になれといった父の言葉を一度聴きそうになったことがあります。若気の至りでしたが・・・・。

若者は結構錯覚するものです。私は今でも若者です。

若者の言うことはたいてい間違っている。しかし、彼がそれを主張するのは正しい
 ーゲオルク ジンメルー
ほんじゃまた   By ミズチ


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