栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

有田焼万年筆の後書きに替えて

2008-02-15 01:41:19 | 視点
 「有田焼万華鏡を作り、世界に売った男」を3回連載で書いたが、実は2回で終えようと思っていた。
ところが、リエゾン九州の例会で「実は3回目があり、次回は有田焼万年筆だ」と言ってしまったのだ。
そう言いはしたが、3回目を書いていて、やっぱり2回でやめようと思った。2回目でやめてもおかしくない書き方をしていたし、なによりどこかから原稿料をもらっているわけでもないから、そこまで一生懸命に書かなくてもいいではないかと思ったのだ。

 にもかかわらず、書くのをやめた3回目を書いたのは読者から「有田焼万華鏡の続編を待っています」というメールが届いたからである。
こういうメールを受け取ると損得勘定抜きで期待に応えたいと思ってしまう。
おまけに書き出すと長いものであれ短いものであれ、また原稿料の多寡に関係なく、力を抜けないから困る。

 逆に、書いても題材に取り上げたところからお礼の電話やメールの一本も入らない相手とは、その後お付き合いしようとは思わない。
バカな性分である。金に縁がないはずだ。
でも、人の縁とはそういうものではないかと思っている。


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