埋め立て処理を一切しない産廃企業・公協産業
組織の大小にかかわらず後継者選びは難しい。
バトンタッチに失敗した組織が急速に崩壊への道を歩んでいるのは歴史に明らかである。
そうならないことを誰もが望みながら、願わくば直系の息子に跡を継がせたいと思っている。
能力ではなく血縁を重んじるのである。
とりわけ創業者は後継者を他人ではなく、身内にしたがる。仮に創業者本人がそこまで望まなくても、周囲が意を汲んで直系を後継者に据えることがある。三国志の世界で有名な蜀の丞相、諸葛亮孔明がそうだ。劉備玄徳は死の床に孔明を呼び次のように後事を託した。
「もし嗣子輔くべくんば、これを輔けよ。もしそれ不才なれば、君自ら取るべし」
我が息子劉禅が助けるに値する男だと思うなら、助けて盛り立てて欲しい。才能がないと思うなら、孔明自身が禅に代わって王位に就くがいい。そう言われた孔明は「生ある限り禅さまに忠誠を尽くします」と、自らが後継者になる道を選ばず、凡庸だと言われていた直系の劉禅を後継者に据えたのである。その後、蜀の国が辿った道は歴史に知られている通りである。
孔明のように優れた男でも情に流され判断を失うのである。
逆に、頑なに身内を自分の会社に入れなかった男もいる。ホンダの創業者、本多宗一郎氏がそうだ。彼は息子はおろか、血縁関係者を一切会社に入れなかった。本多宗一郎氏がそうだから、2人3脚でホンダを築いてきた藤沢武夫氏もそうした。
以来、ホンダの社員は身内を会社に入れないのが不文律になっているようだ。
能力本意で継がせるべきだと頭で分かってはいても、情実人事に流れるのが人間である。普通の人間は本多宗一郎氏のようにはなれない。いわんや中小企業の場合は、むしろ積極的に跡を血縁者に継がせたがるのが普通である。
ところが最近、まったく血縁関係がない(娘婿というような関係も含めて)社員を後継者に据えた中小企業2社に出合った。
1社は岡山の公協産業(株)であり、もう1社は福岡の中野建築システム(株)である。
ただ譲り方が両社で違っていたのが面白い。
(以下略)
続きはリエゾン九州のHP内の「栗野的視点」でお読み下さい。

組織の大小にかかわらず後継者選びは難しい。
バトンタッチに失敗した組織が急速に崩壊への道を歩んでいるのは歴史に明らかである。
そうならないことを誰もが望みながら、願わくば直系の息子に跡を継がせたいと思っている。
能力ではなく血縁を重んじるのである。
とりわけ創業者は後継者を他人ではなく、身内にしたがる。仮に創業者本人がそこまで望まなくても、周囲が意を汲んで直系を後継者に据えることがある。三国志の世界で有名な蜀の丞相、諸葛亮孔明がそうだ。劉備玄徳は死の床に孔明を呼び次のように後事を託した。
「もし嗣子輔くべくんば、これを輔けよ。もしそれ不才なれば、君自ら取るべし」
我が息子劉禅が助けるに値する男だと思うなら、助けて盛り立てて欲しい。才能がないと思うなら、孔明自身が禅に代わって王位に就くがいい。そう言われた孔明は「生ある限り禅さまに忠誠を尽くします」と、自らが後継者になる道を選ばず、凡庸だと言われていた直系の劉禅を後継者に据えたのである。その後、蜀の国が辿った道は歴史に知られている通りである。
孔明のように優れた男でも情に流され判断を失うのである。
逆に、頑なに身内を自分の会社に入れなかった男もいる。ホンダの創業者、本多宗一郎氏がそうだ。彼は息子はおろか、血縁関係者を一切会社に入れなかった。本多宗一郎氏がそうだから、2人3脚でホンダを築いてきた藤沢武夫氏もそうした。
以来、ホンダの社員は身内を会社に入れないのが不文律になっているようだ。
能力本意で継がせるべきだと頭で分かってはいても、情実人事に流れるのが人間である。普通の人間は本多宗一郎氏のようにはなれない。いわんや中小企業の場合は、むしろ積極的に跡を血縁者に継がせたがるのが普通である。
ところが最近、まったく血縁関係がない(娘婿というような関係も含めて)社員を後継者に据えた中小企業2社に出合った。
1社は岡山の公協産業(株)であり、もう1社は福岡の中野建築システム(株)である。
ただ譲り方が両社で違っていたのが面白い。
(以下略)
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