栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

不況の影響が初売りにも・・・。

2010-01-02 17:28:24 | 視点
 初売りにあまり景気のいい話が聞こえてこない。

九州の5デパートが初売りを例年に比べ1日繰り上げ元旦から行ったが、それらのデパート名を見るとなるほどという感じだった。

要は売り上げが苦しく、元旦営業で1日でも稼ぐ必要に迫られている(?)ところで、さすがに九州・福岡市のデパートは元旦営業は行ってなかった。

 2日、岡山県北の家電量販店の初売りに出かけた。

車が列をなしているかと思ったが、かえって年末の方が多いくらいで、人出は大したことなし。

 出かけた目当ては日替わり限定品。

なかでもデオデオのレノボのノートパソコンは5万円を切る初売り価格だっただけに、即完売と思われたが、意外にも昼前後にまだ大半が残っていた。

マイクロソフトの「オフィス」が入って49,800円だから、どう考えてもお得だと思うが、なぜか売れ残っていた。

 日本人はやはり国産メーカー品の方を好むのだろうか。

 しかし、店内を見回してみるとプリンターもデジカメも買い得価格にもかかわらず売れ残っていた。

やはり不況の影響か・・・。

 一方、ヤマダ電機の日替わり限定品は「開店前から並ばれていたので売り切れ」。

 価格は7万円とちょっと高めだが、ノートパソコンにコンパクトデジカメ、多機能プリンター、フォトフレーム、SDカードのセットというお得感が受けたのだろう。

 モノ余り+デフレ時代の販売は本当に難しい。

安くすれば売れるというものでもないし、高ければ売れないし・・・。

商品価値と価格のバランスをどこに置くか。

この10年あまり小売りはこの難問にぶつかったまま、まだこれという解は見つかってないようだ。


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