栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

クレーム客をファンに変えた旅館

2010-01-05 15:30:33 | 視点
 明けましておめでとうございます。

昨年は「変化」の年でしたが、皆さん、今年はどんな年になりそうですか。

 さて、今年最初のメルマガはちょっといい話をお届けしたいと思います。

以下は神戸の友人から聞いた話です。

 昨秋のある日、温泉好きの友人は夫婦で熱海に行き、早速温泉に浸かり、おいしい料理に舌鼓を打つはずだった。

ところが、出てきた料理がなんとも口に合わない。

味にうるさいだけに、納得しかねたのだろう。

とうとう仲居さんに言い、料理長を呼び付け文句を言った。

「ようこんな料理が出せるな。関西の人間は口が肥えているんや。こんな料理を関西人に出しとったら笑われるで」と。

 料理長は「お口に合わなかったようで、まことに申し訳ありませんでした」と素直に謝った。

 この種のクレームを付けるのは大体酔客か団体客と相場が決まっているが、友人のように夫婦二人連れというのは大概珍しい。

といって彼らはクレーマーでもなく、普段はごく普通の小市民である。

ただ、関西の味に対するこだわりがちょっと強かっただけだ。

 実はこの話を後日友人から聞かされた時、織田信長が上洛した時の逸話を思い出した。

 信長が天下統一を目指して京に上り・・・・


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