昨日、JR博多シティ(博多駅ビル)のプレオープンに行ってきた。
オープン前から5000人が行列を作り、大混雑だったそうだ。
「そうだ」と書いたのは、私が行ったのは2時過ぎで、開店時のことは知らないからだ。
九州初進出の博多阪急デパートや東急ハンズが入る博多駅ビルは「JR博多シティ」と名付けられている。
名は体を表すと言われるように、このネーミングでJR九州が何を考えているかがよく分かる。
駅ビルのあり方を大きく変えたのは京都駅からだろうが、博多駅もそれに倣おうとしているのは間違いないだろう。
ただ建物の規模からして、京都駅ビルに遠く及ばなかったのは幸いだったが。
何が、どのように幸いなのかは後に述べる。
来館者は18万5000人(3日付朝日新聞)。まずまずの出足といっていいだろう。
「客足は予想通りですか。それとも予測を上回りましたか」
「予想より多かったですよ。事前にいろんなところで取り上げてもらいましたから、そうしたことも影響していると思います。私どももいろんな所で店をオープンしてきましたから、オープン予想数字はそれなりのものを持っていますから」
と、東急ハンズは好調な出足を強調してくれた。
たしかに東急ハンズは出店を望まれていただけに店内は人で賑わっていた。
関係者もホッと胸をなで下ろしているに違いない。
ただ、私が尋ねたのは「客足」のことで、売り上げのことではないので、誤解がないように記しておきたい。
他の専門店が入居しているスペースは「アミュプラザ博多」と呼ばれているようだが、そちらも状況は似たようなものだ。
人数、売り上げともに最も賑わっていたのは飲食関係の店である。
これはどんな場所でもオープン時に見られる光景なので、ある意味当然。
問題はオープン時の賑わいがその後に続くかどうか、即座に表れるのが飲食系の店だけに、オープン時の賑わいで喜んでいたら皮算用になることも。
次は博多阪急。最近のデパートの常とはいえ、ここまで女性中心の店作りにしたところは福岡では初めてだろう。
1階から5階までが「婦人服」関連売り場。しかも2、M3(中3階)、3階は「HAKATA SISTERS(博多シスターズ)」中心の売り場である。HAKATA SISTERSとはいま流行りのカワイイ系を対象にした売り場。年齢層は20代~30代半ばぐらいまでか。
日本のデパート売り場から「女性」が消え、「女の子」を顧客対象にしだしたのは最近の傾向とはいえ、ここまで「女の子」対象の売り場を充実させたのは「福岡初」だろう。
天神のデパートとの差別化という意味は理解できるが。
もう一つも最近の傾向で、紳士服関連は6階のみだ。
いまやどこのデパートでも男が行く場所はない。店内を歩いても声もかけられない。
それはあなたに魅力がないからではなく、カネを落とす顧客対象と見られてないだけだから、決して落ち込むことはない。
ついでに付け加えておくと、仮にモノを買った、買おうとしても、十分な接客対応などはいまは望んでもムダである。とりわけオープン直後の店では。
博多阪急で感心したのは通路幅と休憩スペース。まあ、これも最近の傾向といえばそれまでだが、来館者にゆっくりしてもらおう、疲れたら休憩してもらうというもてなしの心は大いに歓迎できる。
JR博多シティは地元色をいかに出すかという点に苦心していた。その点は東急ハンズ、博多阪急ともに同じで、例えば東急ハンズは博多のデザイナーとコラボレーションした作品コーナーを作っており、こうした点は大いに評価したい。
時間の関係で地皆は見てない。それは後日、再度行ってから報告したい。
最後に一つ気づいた点を。
プレオープンなのにというか、とはいえというべきか、入館者の数に比例して買い物袋を下げている人の数が圧倒的に少なかった点だ。
もちろん私が訪れたのが3時前~4時という時間帯だから、午前中の客は買い物袋を下げている人が多かったのかも分からない。
しかし、天神のデパートのいままでのオープン光景とは少し違っていたように感じた。
3か月はオープン景気が続くだろうが、問題はそれ以降。
果たしてどうなるか。
私の予測では一時的に天神近くから客が博多駅に流れるが、全体の流れを変えるほどの動きにはならないと思う。
博多区、東区の量販店は影響を受けるが、駐車場の問題が今後どう影響してくるか。
博多駅ビルが京都駅ビルに及ばなかったのは幸いしたと、競合店は半年後辺りに思うのではないか。
とはいえ、競合店の自助努力なしには逆のこともあるが。
オープン前から5000人が行列を作り、大混雑だったそうだ。
「そうだ」と書いたのは、私が行ったのは2時過ぎで、開店時のことは知らないからだ。
九州初進出の博多阪急デパートや東急ハンズが入る博多駅ビルは「JR博多シティ」と名付けられている。
名は体を表すと言われるように、このネーミングでJR九州が何を考えているかがよく分かる。
駅ビルのあり方を大きく変えたのは京都駅からだろうが、博多駅もそれに倣おうとしているのは間違いないだろう。
ただ建物の規模からして、京都駅ビルに遠く及ばなかったのは幸いだったが。
何が、どのように幸いなのかは後に述べる。
来館者は18万5000人(3日付朝日新聞)。まずまずの出足といっていいだろう。
「客足は予想通りですか。それとも予測を上回りましたか」
「予想より多かったですよ。事前にいろんなところで取り上げてもらいましたから、そうしたことも影響していると思います。私どももいろんな所で店をオープンしてきましたから、オープン予想数字はそれなりのものを持っていますから」
と、東急ハンズは好調な出足を強調してくれた。
たしかに東急ハンズは出店を望まれていただけに店内は人で賑わっていた。
関係者もホッと胸をなで下ろしているに違いない。
ただ、私が尋ねたのは「客足」のことで、売り上げのことではないので、誤解がないように記しておきたい。
他の専門店が入居しているスペースは「アミュプラザ博多」と呼ばれているようだが、そちらも状況は似たようなものだ。
人数、売り上げともに最も賑わっていたのは飲食関係の店である。
これはどんな場所でもオープン時に見られる光景なので、ある意味当然。
問題はオープン時の賑わいがその後に続くかどうか、即座に表れるのが飲食系の店だけに、オープン時の賑わいで喜んでいたら皮算用になることも。
次は博多阪急。最近のデパートの常とはいえ、ここまで女性中心の店作りにしたところは福岡では初めてだろう。
1階から5階までが「婦人服」関連売り場。しかも2、M3(中3階)、3階は「HAKATA SISTERS(博多シスターズ)」中心の売り場である。HAKATA SISTERSとはいま流行りのカワイイ系を対象にした売り場。年齢層は20代~30代半ばぐらいまでか。
日本のデパート売り場から「女性」が消え、「女の子」を顧客対象にしだしたのは最近の傾向とはいえ、ここまで「女の子」対象の売り場を充実させたのは「福岡初」だろう。
天神のデパートとの差別化という意味は理解できるが。
もう一つも最近の傾向で、紳士服関連は6階のみだ。
いまやどこのデパートでも男が行く場所はない。店内を歩いても声もかけられない。
それはあなたに魅力がないからではなく、カネを落とす顧客対象と見られてないだけだから、決して落ち込むことはない。
ついでに付け加えておくと、仮にモノを買った、買おうとしても、十分な接客対応などはいまは望んでもムダである。とりわけオープン直後の店では。
博多阪急で感心したのは通路幅と休憩スペース。まあ、これも最近の傾向といえばそれまでだが、来館者にゆっくりしてもらおう、疲れたら休憩してもらうというもてなしの心は大いに歓迎できる。
JR博多シティは地元色をいかに出すかという点に苦心していた。その点は東急ハンズ、博多阪急ともに同じで、例えば東急ハンズは博多のデザイナーとコラボレーションした作品コーナーを作っており、こうした点は大いに評価したい。
時間の関係で地皆は見てない。それは後日、再度行ってから報告したい。
最後に一つ気づいた点を。
プレオープンなのにというか、とはいえというべきか、入館者の数に比例して買い物袋を下げている人の数が圧倒的に少なかった点だ。
もちろん私が訪れたのが3時前~4時という時間帯だから、午前中の客は買い物袋を下げている人が多かったのかも分からない。
しかし、天神のデパートのいままでのオープン光景とは少し違っていたように感じた。
3か月はオープン景気が続くだろうが、問題はそれ以降。
果たしてどうなるか。
私の予測では一時的に天神近くから客が博多駅に流れるが、全体の流れを変えるほどの動きにはならないと思う。
博多区、東区の量販店は影響を受けるが、駐車場の問題が今後どう影響してくるか。
博多駅ビルが京都駅ビルに及ばなかったのは幸いしたと、競合店は半年後辺りに思うのではないか。
とはいえ、競合店の自助努力なしには逆のこともあるが。